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#ごはん盛れたから見て
2022.02.24. | 

[Vol.2]ホームパーティーメニュー まるで、料理上手なステキ女子みたい!:#ごはん盛れたから見て

料理は盛り付けがすベて!なんてことはありませんが、同じ料理でも盛り付け次第で豪華に見えることもあれば、逆にちょっと残念になってしまうことも。それだけ盛り付けって、大事ですよね。
というわけで、この企画ではあえて料理を一切せず!

 

盛るだけでおいしく見せ、料理を囲む人のテンションをあげてくれる“盛れる”テクニックを紹介します。“盛る”のはもちろん、見映えが求められるケータリングや雑誌、映像などでのフードスタイリングでそのテクニックを磨いてきた、「Mo:take」ヘッドシェフの坂本英文(さかもと・ひでふみ)。さあ、盛って見せてもらいましょう!

 

今回のテーマは「料理がニガテでも◎ ホームパーティーメニューができちゃった!

 

バイト先の友だちが家に遊びに来ることになったので、せっかくならランチでおもてなしをしたい。でも、料理はあまり得意ではないし、一人暮らしだから食器も限られているーー。そんな時に、買ったお惣菜を手軽に、華やかなパーティーフードに変身させるテクニックを坂本シェフに教えてもらいます! センスのいい友だちも、きっと喜んでくれること間違いなし!

前回、左側にある「大切り!銀鮭塩焼き」「焼きコーンとほうれん草ベーコン」「北海道南瓜のメイプルサラダ」「おいしい牛乳」「とろけるミックスチーズ」「ホワイトソース」そしてバゲットを使って2品を盛り付けた坂本シェフ。スキレットはまだオーブンの中に入っています。焼きあがる前に、残っている

・海老と5種野菜 ペペロンチーノ×2(冷凍食品)
・スペアミント
・全粒粉バゲット
・豆腐デリ 豆乳あん×2
・大豆ミートとケールのヴィーガンサラダ
・フルーツ盛り合わせ

を使って、あと2皿を仕上げていきます!

 

ミントを飾るだけでこんなに変わる!
フルーツ盛りのテクを教わろう

Vol.1>でも言いましたが、品数が多いパーティーの場合は、手順が大切。パスタは出来立てをテーブルに並べたいので、フルーツの盛り合わせに取りかかります。

坂本シェフが選んだのは、大きめの白い円形のお皿。

 

「これは緊張するっすね」

真っ白なお皿を前に、坂本シェフも少し緊張気味。シンプルだからこそ、盛り付けの難しさがあるのでしょう。

考えながら最初に盛り付け始めたのはパイナップル。続いてパイナップルの間にグリーンキウイ。そして、それらの隙間を埋めるかのようにピンクグレープフルーツを重ねていきます。

「同系色をまとめて盛らず、違う色を少しずつ散りばめていきます。パズルを積み上げていくような感じですね」

 

オレンジに続いて高さを出すようにイチゴとブルーベリーを盛り付けたら、仕上げはミントでお皿を飾ります。

ミントで飾るポイントは、お皿全体に散らすのではなく、葉の形やまとまりを生かすようにのせること。

 

「ミントの盛り方が結構大きなポイントだと思います!」という坂本シェフの言葉通り、一気にプレートが華やかになりました。

プラスチックの容器に入ったフルーツの盛り合わせが、レストランで出てくるようなクオリティの一皿に変身です。

そうこうしている間に、オーブンではサーモンのグラタンが焼き上がったようです!

 

ホワイトソースとチーズがグツグツと音を立てています!表面の焦げもいい感じで、これはテンション上がります!

やっぱりスキレット、欲しいかも!

 

豆腐×パスタ 
斬新な組み合わせにビックリ!

さあ、それでは最後の1プレートです。

「パスタとサラダは取り分けではなく、一人ずつ盛り付けます」という坂本シェフが選んだお皿はこちら。

 

一人ずつの分量はそれほど多くないけれど、盛り付けにとって余白は不可欠なので、余裕のあるサイズを選ぶといいそうですよ!

まずは、「豆腐デリ 豆乳あん」2パックを、続いて冷凍の「海老と5種野菜 ペペロンチーノ」2パックもレンジで温めましょう。冷凍食品のパスタは一つに5分以上かかるので、その間に「大豆ミートとケールのヴィーガンサラダ」を用意。

トッピングをよけ、ベースの野菜を盛っていきます。その上にインゲンやブロッコリー、ニンジンを中央が高くなるように盛り付け、最後は山のてっぺんに崩れないように大豆ミートをかぶせていきました。

 

印象的だったのは、大豆ミートが崩れ落ちないように細心の注意を払いながらそーっと盛り付けていたところ。美しく盛るには、丁寧さと繊細さが、必要ですね!

温まったペペロンチーノをボールの中に入れ、豆腐が丸ごと入った豆乳あんを投入!(笑)

 

パスタと豆腐の組み合わせってとても斬新! へえ!と目を見張る筆者を尻目に、坂本シェフは豆腐を崩しながら、麺としっかりと混ぜ合わせていきます。

 

一体どんな味と食感になるんでしょう!

盛るコツは、トングでひとつかみしたパスタをねじりながらお皿にのせ、中央が高くなるようにすること。

「麺を先に盛り付けて、その上から具とソースをのせていきましょう」

 

最寄りのスーパーに同じようなお惣菜は売っていないかもしれないですが、「とろみのついているものであれば、だいたい合うと思いますよ!」とのこと。

パスタのアレンジ方法として覚えておくと役立ちそうです。

アサツキ、ブラックペッパーをお皿全体にかけ、サラダに付属のドレッシングをかけたら完成!

 

冷凍パスタとパックのお惣菜で、こんなに華やかなプレートができるなんて!

これで、パーティーメニューの完成です!

 

2,3時間かけてしっかり料理したとしか思えないですよね!

「えー、すごい! こんなに料理上手だったの!?」という、友だちの驚きの声が聞こえてきそうです。

期待以上の完成度の高さに、思わず拍手! 

 

見た目は最高!
お味はいかに!?

さあ、スパークリングワインで乾杯して、ホームパーティーの始まりです。

豆腐あんと和えたペペロンチーノはあんが絡まったことでまろやかになり、パスタの食感も茹でたてに近づいた感じ。この組み合わせ、アリです!

グツグツの状態でオーブンから出てきた、サーモンのグラタンは

 

焼き鮭の塩味がしっかりと効いているので、お酒のつまみにピッタリ!

それに対してカボチャのブルスケッタは甘みがあるので、全く逆の美味しさです。

 

ミントを添えたフレッシュなフルーツは爽やかな口の中の清涼剤という感じで、全体のバランスもパーフェクト!

 

坂本シェフの感性と盛りテク、最高ですね。
これなら、自信を持って堂々と友だちを呼べること間違いなしです!

 

今回の“盛れる”テクニック

・フルーツの盛り合わせは、立体パズルのように積み上げて
・ワンランクアップさせるには、お皿を飾るミントやアサツキを効果的に使って
・パスタは高さを出すように、ひねりながら盛る

 

と、食べる前に!

#ごはん盛れたから見て

【映え写真の撮影ポイント】
せっかくキレイに盛れたら、撮りますよね!(笑) カメラマンに、映え写真を撮るコツを教えてもらいました!

「いくつものお皿が並んでいるパーティー料理の写真を撮る際は、実際よりもお皿同士の距離を近づけましょう。写真になると実際よりも離れて見えるので、ギュッと寄せると華やかなテーブルに映りますよ」

 

ライター / 平地 紘子

大学卒業後、記者として全国紙に入社。初任地の熊本、福岡で九州・沖縄を駆け巡り、そこに住む人たちから話を聞き、文章にする仕事に魅了される。出産、海外生活を経て、フリーライター、そしてヨガティーチャーに転身。インタビューや体、心にまつわる取材が好き。新潟市出身

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文脈や背景を知ることで、その時、その場所は、より豊かになるはず。

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みんなとともに考えながら、さまざまな場所へ。
あらゆる食の体験と可能性をきりひらいていきます。

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