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#ごはん盛れたから見て
2022.05.19. | 

[Vol.1]モーニングプレート ダラッとした休日の朝に、パジャマで食べたい!:#ごはん盛れたから見て

料理は盛り付けがすベて!なんてことはありませんが、同じ料理でも盛り付け次第で豪華に見えることもあれば、逆にちょっと残念になってしまうことも。それだけ盛り付けって、大事なんですよね。
というわけで、この企画ではあえて料理を一切せず!

 

盛るだけでおいしく見せ、料理を囲む人のテンションをあげてくれる“盛れる”テクニックを紹介します。
“盛る”のはもちろん、見映えが求められるケータリングや雑誌、映像などでのフードスタイリングでそのテクニックを磨いてきた、「Mo:take」ヘッドシェフの坂本英文(さかもと・ひでふみ)。さあ、盛って見せてもらいましょう!

 

今回のテーマは「たった5分で準備完了! 朝を楽しむモーニングプレート

 

目覚まし時計をかけずに寝坊して、ボーっとしながら起きてきた休日は、パジャマのままもう少しダラーっとしていたいもの。しかも、前日飲みすぎちゃった……という日はなおさらです。でも、そんな時でもお腹は空く。いやむしろ、体が欲している水分や塩分を胃の中に早く入れてあげたい。今回はそんな日に食べたい、肩の力が抜けたモーニングプレートを、坂本シェフに実現してもらいます!

ワガママなリクエストに、坂本シェフは!?

さあ、今日もいつものスーパーへ。

「今回は、とにかくグダーっとしている時の感じでお願いします」「そういう時は、やっぱり“和”ですよね」「体に染み入る感じの」

そんな筆者のワガママを、坂本シェフはどんな風に受け止めたのでしょうか。うなずき、何かを考えながら、惣菜売り場を見ていきます。

静かに考えていたと思ったら、突然動きが活発になるのが坂本シェフ。いくつかのお惣菜をカゴに入れたら、インスタントお味噌汁の売り場に足を伸ばし、あっという間に買い物完了!

今回は、こちらです。

 

・おつまみ煮玉子
・だし香るアスパラのお浸し
・おつまみ新生姜
・しじみ汁

“おつまみ”の文字が、朝とは真逆の印象も受けますが(笑) これがどんなモーニングプレートになるのか楽しみです!

 

プレートに春色が並んでいく

まずは、盛り付ける器を選んでもらいます。

 

ダラっとした朝とはいえ、盛り付けはキメてもらうのがこの企画のコンセプト。お皿は、大切ですね!

坂本シェフが選んだのは、大きめの真っ白なお皿。

 

“和”のテイストになるかと思っていたら、これはカフェのイメージでしょうか。

最初に、アスパラを盛り付けていきます。

 

「プレートの上にはボウルも載せるので、そのスペースを考えて盛り付けます」
3本のアスパラが、キレイに並びました。

その上に、煮玉子を二つ。

 

卵ってコロコロしていて安定しないので、アスパラの上で安定させるのはナイスアイデアです!

「お皿全体としてのまとまりも考えてのこの配置です。アスパラの穂先ではなく、根本の方に載せるといいですよ」

 

一度ボウルを載せて、全体のバランスを確認。必要があれば、ここで盛り付けを微調整しておきましょう。

ベースができたら、メインへ移ります。

まずは新生姜を斜め薄切りにカット。新生姜がなければ、ガリでもOKだそうです◎

 

撮影したのはちょうど桜の時期でした。薄切りにした生姜が、まるで桜の花びらのように見えませんか。

やさしく淡いピンク色が、とてもきれいです。

 

今回の“盛れる”テクニック まとめ

 

・転がりやすい卵は、他の食べ物の上に載せて
・プレートにお皿を載せる時は、全体のバランスを見ながら調整
・新生姜を桜の花びらに見立てて

 

次回は5/24(火)に公開予定です。この新生姜が、どんな風に使われていくのか、楽しみですね。お味噌汁も、もちろんそのままでは終わりませんよ! 出来上がりを、どうぞお楽しみに。(つづく)

 

ライター / 平地 紘子

大学卒業後、記者として全国紙に入社。初任地の熊本、福岡で九州・沖縄を駆け巡り、そこに住む人たちから話を聞き、文章にする仕事に魅了される。出産、海外生活を経て、フリーライター、そしてヨガティーチャーに転身。インタビューや体、心にまつわる取材が好き。新潟市出身

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