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#ごはん盛れたから見て
2022.05.24. | 

[Vol.2]モーニングプレート 一歩間違えれば「猫まんま」の組み合わせが、滋味深い雑炊に:#ごはん盛れたから見て

料理は盛り付けがすベて!なんてことはありませんが、同じ料理でも盛り付け次第で豪華に見えることもあれば、逆にちょっと残念になってしまうことも。それだけ盛り付けって、大事なんですよね。

というわけで、この企画ではあえて料理を一切せず!

盛るだけでおいしく見せ、料理を囲む人のテンションをあげてくれる“盛れる”テクニックを紹介します。

“盛る”のはもちろん、見映えが求められるケータリングや雑誌、映像などでのフードスタイリングでそのテクニックを磨いてきた、「Mo:take」ヘッドシェフの坂本英文(さかもと・ひでふみ)。さあ、盛って見せてもらいましょう!

 

今回のテーマは「たった5分で準備完了! 朝を楽しむモーニングプレート

 

目覚まし時計をかけずに寝坊して、ボーっとしながら起きてきた休日は、パジャマのままもう少しダラーっとしていたいもの。しかも、前日飲みすぎちゃった・・・という日はなおさらです。でも、そんな時でもお腹は空く。いやむしろ、体が欲している水分や塩分を胃の中に早く入れてあげたい。

今回はそんな日に食べたい、肩の力が抜けたモーニングプレートを、坂本シェフに実現してもらいます!

雑炊のポイントは、“追いレンチン”にあり!

前回、煮玉子とアスパラのお浸しをプレートに盛り付け、新生姜を斜め薄切りに刻むところまできました。

残るは、カップのしじみ汁です。

坂本シェフ、まずはボウルにご飯を盛り付け、カップからしじみの具を取り出しました。

 

真空パックを開けたら、そのままご飯の上へ。

 

しじみだけではなく、中に入っているしじみのエキスも一緒に入れるのがポイントです!

味噌はひとまず3分の1程度入れて、あとから調節。

 

熱々のお湯を上から回しかけます。

 

お茶漬けを作る時よりも、「気持ち多め」(坂本シェフ)にするのがポイントとか!

優しく混ぜて、味噌を溶かします。

 

これで完成かと思ったら、ラップをして電子レンジの中へ・・・!

もうすでに温かいのに・・・?と思ったら

さらに加熱して、しじみのエキスと味噌を含んだ水分を、ご飯に吸わせることで雑炊っぽくなるのだそうです。

なるほどー!

 

お米が水分を含んだ感じ、わかりますよね!

電子レンジから取り出す時、とても熱くなっているのでやけどに注意しましょう。

その上に、桜の花びらのような、薄切りの新生姜を載せ、

 

青ネギもちょこんと載せたら

 

春らしい色のモーニングプレートの完成です!!

 

ご飯にお味噌汁をかけただけでは全然映えないのに、盛り付けテクで立派なモーニングプレートになりました。

さすが、坂本シェフです!

さて、お味は・・・!

 

しじみのエキスを染み込んだ雑炊が、おいしっ!!
新生姜の酸味が、いい具合に効いてます。

平日頑張って働いて、どっと疲れが出た朝
飲み過ぎて、二日酔いの朝
ちょっと体調が悪い朝

にピッタリ!!

撮影していたカメラマンからは
「朝とは言わず、飲んだ後の〆めにもいいかも! 二日酔い防止になりそうですね」

とのこと。

あえて卵焼きではなく、塩気の強い煮卵にしたのも
焼いたアスパラではなく、汁気のあるお浸しにしたのも
ナイスなセレクトです!

肩の力が抜けているのに最高!のモーニングプレートとなりました!

 

 

今回の“盛れる”テクニック まとめ

・真空パックのしじみは、エキスも忘れずに活用を
・ご飯に湯をかけた後、“追いレンチン”で本格雑炊!

 

と、食べる前に!
「#ごはん盛れたから見て」

 

【映え写真の撮影ポイント】

せっかくキレイに盛れたら、撮りますよね!(笑) カメラマンに、映え写真を撮るコツを教えてもらいました! 

「料理の写真は、斜め45度、食卓に座っているような視点から撮るのがポイントです。同時に、盛り付けは立体的なものなので、どの角度が一番立体感が伝わるかも考えながら撮ってみてください」

 

ライター / 平地 紘子

大学卒業後、記者として全国紙に入社。初任地の熊本、福岡で九州・沖縄を駆け巡り、そこに住む人たちから話を聞き、文章にする仕事に魅了される。出産、海外生活を経て、フリーライター、そしてヨガティーチャーに転身。インタビューや体、心にまつわる取材が好き。新潟市出身

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