2018.06.26. | 

[第1回]普通の母親が、ごはんをつくって、たのしく暮らしているというお話

29歳で子どもを産み、母親になった界外亜由美さん。ワーキングマザー歴も10年目になるそうです。そんな界外さんが、働きながらごはんをつくって暮らす日々の中で気づいたこと、やってみたことを語る「働いて、ごはんをつくって、たのしく暮らす」コラムです。

Mo:take マガジンの読者のみなさま、はじめまして!
界外亜由美(かいげ・あゆみ)と申します。

29 歳で子どもを産み、母親になりました。
子どもが 1 歳のときに仕事復帰して、ワーキングマザーも約 10 年目になりました。

そんな私ですが、子どもが生まれる前は、仕事中心の生活をしていました。
料理は昔からきらいではなく、むしろ好きです。
ですが、料理は気が向いた時にするものであって、毎日するものではありませんでした。

子どもが生まれてからは、そんなわけにもいきません。
当たり前のことですが、私たちの体は、私たちが食べたものでできています。
ということは、子どもの体は、私たち親が用意した食事でつくられるということです。
おお、これは一大事!ということで、気が向いた時も、気が向かない時にもつくって食べる。
そのためにやってきたあれこれがあります。

世の中には、働く母親向けのレシピ本や、作り置きのレシピ本がたくさんあります。
わたしもたくさん読んだし、お世話になってきました。
その中で、まだ世の中であんまり語られていないこと、わたしが自分で考えてやってみたことをMo:take マガジンの読者のみなさんにお伝えしたい!ということでこの連載をはじめさせてもらうことになりました。

題して、「働いて、ごはんをつくって、たのしく暮らす」。

働いていると、なかなかごはんを作って食べる時間をとれない。
そう思っている人はきっと多いはず。
でも、日々のごはんはたくさん時間をかけなくても、変わった料理をつくらなくてもいいのです。
もっと楽に、働いて、ごはんをつくって、たのしく暮らすことはできるはず。
それを、料理人ではなく、ひとりの生活者、ひとりの母親という立場で伝えていきます。

基本的に、レシピを書くつもりはありません。
なぜなら、わたしはレシピがなくてもごはんはつくれる!と日頃から主張しているからです(笑)。
もちろん、レシピがあることで材料や手順が明確になり、はじめて作る料理にも気軽に挑戦することができます。
でも、料理ってもっと自由だし、創造的だし、頭ではなく体の行為だと思っています。

そんなこんなで、次回のコラムは「レシピがなくてもごはんはつくれる」。

いや、レシピはあっていいし、レシピをみてごはんをつくるのもいいと思うんです。
でも、料理の理解は、レシピありきではないはず。
そんな考え方を、伝えてみようと思います。

念のため改めてお伝えしておきますが、わたしはあくまで料理人ではなく、単なる生活者のひとりです。
わたしとわたしの家族がしあわせになるためのごはんのことしか語れません。

でも、そんな一個人の独断と偏見で語る文章が、誰かのお役に立ったり、誰かの日々のごはんをたのしくしたらいいなと、そんな気持ちでお伝えしていきたいと思っています。

ではでは、みなさまどうぞよろしくお願いします◎

ライター / 界外 亜由美

数社の広告制作会社でクリエイティブ・ディレクター/コピーライターとして活動。2018年2月14日、mugichocolate株式会社を設立。コピーライターとして培った言葉の力と、デジタル・ソーシャル・マーケティングを掛け合わせた、総合的なコミュニケーション設計を行う。夫と2008年生まれの息子の3人家族。料理、お酒、詩歌が好き。

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