休日、子ども相手でクタクタのお父さんが
ご機嫌になれる盛りテク、教えてください!
お父さんって、大変なんです。中学生の息子が、硬式野球チームに入っているので分かります。
本当ならば寝坊をしたい週末に、早朝から車を出して遠い遠征先まで連れて行き、グラウンド整備をしたり、審判をしたり。ほっと一息つける時間には、ついてきた妹、弟たちが群がってくるので、休ませてもらえません。
疲れた体に鞭打って、また1、2時間車を運転して家まで帰る。疲れ切った子どもたちは後部座席で爆睡していますが、お父さんは眠気に襲われないようガムを噛み、コーヒーを飲みながら、ひたすら自宅を目指すのです。
もちろん、帰宅して夕食があったら最高だけれど、お母さんだって仕事もあるし、帰宅が遅くなることもある!
そんな時に、お父さんが不機嫌にならず、ご機嫌に盛るだけのメニューをぜひお願いできないでしょうか、坂本シェフ!
筆者の願いを聞き入れてくれた!?坂本シェフが購入したのは、こちらの7品。
(左上から時計周りに)
・国産ひきわり納豆
・タマネギサラダ
・九条ネギスライス
・大葉
・蒸し鶏中華クラゲ
・紅虎餃子房 やみつき焼き餃子
・甘酢肉団子
餃子と肉団子という“肉×肉”の組み合わせ、お父さんらしいですねー! さあ、盛ってもらいましょう!
今回の器は「やちむん」
さあ、器選びです。
坂本シェフがまず手にしたのは、柄の入った平皿。「やちむん」と呼ばれる、沖縄の焼き物です。
沖縄のブルーの海を思い出させるような色合いが、とても素敵ですよね。
もう一つは、黒くてシンプルな平皿。
どんな風に盛っていくのか、楽しみですね!
ひきわり納豆を、乗せちゃうの!?
まずは、餃子をそれぞれ電子レンジの中へ。温めている間に、まずはひきわり納豆に、付属のタレと辛子を混ぜていくと思いきや……
餃子に付属のタレ、ラー油まで全部、納豆の上に!
全部混ぜるんですねー!
餃子のタレが入っている分、ネバネバ加減が少しゆるくなり、トロッとした感じがします。
「餃子にタレがついていなければ、ポン酢やお醤油でもお好みでOK。混ぜ具合も、お好きな加減で」(坂本シェフ)
タレがいつもの2倍入ったので、結構味の濃い納豆になりましたよね。さて、どうするのでしょう??
ここで餃子が温まったので、入れ替わりで肉団子を電子レンジへ。そして、大葉を細い千切りにしていきます。
大葉を細く切りたい時は、くるくるっと丸めて、端っこから切るのがポイント! 坂本シェフに教わって以来、私も家庭で実践していますが、とても切りやすいですよ◎
大葉を切り終わったら、温まった餃子を黒いお皿の上に並べていきます。
「黒いお皿に映えると思うんですよね。焼き目を上にするといいですよ」と言いながら盛り付けていきましたが……
「結構焼きムラがあるな」と苦笑する坂本シェフ。ま、これがお惣菜ということで、ご愛嬌。
と思っていたら、坂本シェフは先ほどの納豆をためらいなく餃子の上にかけていきました。
ほほー! お父さん飯らしい、豪快な組み合わせです。
真ん中にドバーっとかけるのではなく、それぞれの列にかけるのが、坂本シェフの盛るテクですね◎
さらにその上に刻んだ大葉をのせ、
九条ネギスライスもた〜っぷりと。
茶色の上に緑が重なったことで彩りもよくなり、めちゃめちゃ美味しそうな一品の完成です!
「子どもたちは好きじゃないかもしれないけれど、ミョウガやショウガなど、色々な薬味を加えるとさらにおいしくなります。僕、家で結構この組み合わせやりますが、オススメですよ!」(坂本シェフ)
これまで食べたことのない組み合わせですが、絶対にビールに合うし、ご飯もガッツリ進むこと間違いなし!
今回の“盛れる”テクニック まとめ
・餃子の上に、ひきわり納豆をON!
・大葉は重ね、くるっと丸めて細く刻む
・餃子は列ごとに飾って魅せる
次回は6/21(火)に公開予定です。肉団子がどんな風に盛られていくのか、そして、納豆 on the 餃子のお味も楽しみです!(つづく)