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#ごはん盛れたから見て
2022.12.08. | 

[Vol.2]食べ盛りの息子たちに「どやっ!!」:#ごはん盛れたから見て

料理は盛り付けがすベて!なんてことはありませんが、同じ料理でも盛り付け次第で豪華に見えることもあれば、逆にちょっと残念になってしまうことも。それだけ盛り付けって、大事ですよね。
というわけで、この企画ではあえて料理を一切せず! 盛るだけでおいしく見せ、料理を囲む人のテンションをあげてくれる“盛れる”テクニックを紹介します。
“盛る”のはもちろん、見映えが求められるケータリングや雑誌、映像などでのフードスタイリングでそのテクニックを磨いてきた、「Mo:take」ヘッドシェフの坂本英文(さかもと・ひでふみ)。さあ、盛って見せてもらいましょう!

 

今回のテーマ「子育てしながら働いているお父さん、お母さんのための『楽チン家族ごはん』!

 

今回、坂本シェフの買い物に同行したのは、中3と小6の男子を育てるMo:takeマガジンライターの八田。食べ盛りの男子の栄養と胃袋を満たす料理を作るのは、なかなかのパワーを必要とします。子どもたちは、揚げ物が大好きなことを、母はよーく知っている。でも、仕事帰りの疲れた体で、しかも短時間で、自分で揚げるのは・・・

というわけで、今回は、食べ盛り男子のお腹を満たす揚げ物で、ガッツリお願いいたします! どうしても見栄えが茶色くなりがちな揚げ物を、坂本シェフは一体、どう盛るのでしょうか?

お皿がみるみる揚げ物で埋め尽くされていく

前回、お皿の真ん中にこんもりと盛ったキャベツに立てかけるように、アジフライを2尾のせたところで終わりました。

アジフライのエリアに2尾を追加で盛り付けると、カニクリームコロッケのパックを開けて、少しずつ重なるように盛り付けていきます。

しっかりとエリア分けがされていますね!

 

続いて、メンチカツ。

キャベツの山の周りが揚げ物で埋め尽くされていく様子は、揚げ物好きにとってはきっとたまらないはず!

 

さあ、全部を盛り付けて完了!

やっぱりどうしても茶色が多くなりますが、山頂だけが見えているキャベツがなんだかかわいさが、あるようなないような(笑)

と思っていたら、坂本シェフはふと思い立ったようにパセリを添えました。

「食べないと思うけれど、やっぱり彩りとしてはいいですよね。トマトを切って添えたり、ブロッコリーなどの濃い色の野菜がアクセントになりますよ」

 

さあ、腹ペコ男子たちに「どや!!」と出せる、揚げ物3種盛りの完成!

ここまで徹底的に揚げ物だと、もはや潔いですね!
同時に、いろんな意味で、重い!!(笑)

 

ナッツを散らすと映え度がUP!

では、ここからはカボチャサラダ。
選んだのは、艶消しの黒いお皿でした。

「カボチャが映えるように」とのセレクトです。

 

盛り付けは、お箸で。

 

お皿の周囲に余白を残しながら、高さを出すように盛り付けていきます。
カボチャの種やナッツ類が、ふんだんに混ぜられているのがわかりますね。

子どもたちが揚げ物をがっついている間に、親はビールを飲みながら、埋まったナッツをほじくり出して食べたくなりそうです(笑)

 

最後に、周囲にナッツを散らしたら、完成!

 

なんだかちょっとおしゃれな一皿になりました!
ナッツについつい手を伸ばしたくなっちゃう、ステキな盛り付けです◎

 

ご飯をよそい、フリーズドライのお味噌汁をお椀に開けてお湯を注いだら、子どもたちを呼びましょう。

「ご飯だよーー!!」

食卓に駆け寄ってきた子どもたちが「おお!」という反応するのが目に浮かぶようです。

では、いただきましょう!

ところでみなさん、アジフライに何をつけて食べますか??

筆者は、塩&レモン派。もしくは、ウスターソース&レモン派。
レモンで爽やかに食べたい派です。

カメラマンの答えは「しょう油とタルタル」。
タルタル単品ではなくて、両方かけるのですね!!

そして、中3と小6の男子を育てる八田は「ポン酢!」

ポン酢は、これまで考えたこと、なかったなー。
うん、でもこれも爽やかで合いそうな気がする!
ソースやタルタルかけるよりは、ちょっと罪滅ぼしな気もしますよね(笑)

アジフライ一つをとっても、それぞれかけるものが違うの、面白いですね!

みなさんも、満を持しての揚げ物祭り、開催しちゃってくださいね。

 

今回の“盛れる”テクニック まとめ

・揚げ物は、緑黄色野菜の色をアクセントに
・カボチャサラダは、余白を残し、高さを出す
・お皿にナッツを散らすと映え具合がUP!

 

ライター / 平地 紘子

大学卒業後、記者として全国紙に入社。初任地の熊本、福岡で九州・沖縄を駆け巡り、そこに住む人たちから話を聞き、文章にする仕事に魅了される。出産、海外生活を経て、フリーライター、そしてヨガティーチャーに転身。インタビューや体、心にまつわる取材が好き。新潟市出身

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