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#ごはん盛れたから見て
2022.10.06. | 

[Vol.1]お父さんメシ 子どもたちのリクエストは「ロコモコ!」:#ごはん盛れたから見て

料理は盛り付けがすベて!なんてことはありませんが、同じ料理でも盛り付け次第で豪華に見えることもあれば、逆にちょっと残念になってしまうことも。それだけ盛り付けって、大事なんですよね。

というわけで、この企画ではあえて料理を一切せず! 盛るだけでおいしく見せ、料理を囲む人のテンションをあげてくれる“盛れる”テクニックを紹介します。

“盛る”のはもちろん、見映えが求められるケータリングや雑誌、映像などでのフードスタイリングでそのテクニックを磨いてきた、「Mo:take」ヘッドシェフの坂本英文(さかもと・ひでふみ)。さあ、盛って見せてもらいましょう!

 

今回のテーマは「家族のための、お手軽お父さんメシ!

 

お母さん不在の時のご飯担当はお父さん。子どもたちは、いつものお母さんのご飯とは違う、お父さんだからこそのご飯を期待するのではないでしょうか。

お父さんと子どもとで過ごす秋晴れの休日、みんなで夏休みのハワイ旅行の写真を見ていたら、子どもたちが言い出しました。

子どもたち:ハワイで食べたロコモコが食べたい!
お父さん:え、ロコモコ?
子どもたち:うん、ロコモコ! ねえ、作ってー!
お父さん:うーん・・・・

坂本シェフ、お願いです。盛るだけのロコモコを教えてください!

最近のスーパーのお惣菜売り場は、なんでもある!

ロコモコと言えば、外せないのがハンバーグと、目玉焼き。
目玉焼きぐらいは家で作らないといけないかなあ・・・と思っていたら、ありました! 最近のスーパーのお惣菜は、本当に充実してますね。

栄養バランスを考えて、野菜も多めに欲しいなあと思っていると、坂本シェフはちゃんとわかっています。サラダ系を2種類も選んでくれました。

 

今回、ロコモコのリクエストを叶えるために購入したのは、こちら!

・ガーリック仕立てのグリーンサラダ
・目玉焼きハンバーグ
・4種レタスのシーザーサラダ

早速、盛ってもらいましょう!

 

サラダから載せる? それともご飯から?

ロコモコ、丼っぽい器に盛り付けるのかな? と思っていたら、坂本シェフ、丼よりも浅めでプレートにしては深さがある器をじっと眺めています。

 

どんな風に盛り付けるか、イメージを膨らませているに違いありません。間もなく、イメージが描けたのでしょう。「これでいきます!」と宣言。

 

まずは、シーザーサラダのパックから開けていきます。

 

「今回は、ワンプレートにしようと思います」と坂本シェフ。

ちなみに、ワンプレートにする際のおすすめサイズは20cm-25cmくらい、ロコモコのような「丼」のときは深めのお皿、カフェっぽいワンプレートのときは平皿が良いそうですよ◎

 

「まずは、バランスを見ながらサラダを3分の1程度に盛り付けようと思います」

 

と坂本シェフが言うので、「なぜ、ご飯ではなくサラダを先に盛るのですか?」と聞くと「先にご飯を載せてしまうと、空いているところにサラダを埋め込むような形になってしまうんですよね。僕はサラダを先に盛る方が、バランスを取りやすいんです」とのこと。

私はこれまで、何も考えずにご飯を先に盛っていたような気がしますが、今度プレートに盛り付けるときは参考にしてみようと思います!

 

グリーン×グリーンで栄養バランスも最高

先にレタス類を載せ、ベーコン、ゆで卵を上に。

 

プレートの4分の1ほどにシーザーサラダが盛り付けられました。真上からみるとこんな感じ。

 

その隣に、ガーリック仕立てのグリーンサラダを。「高さを出すように」盛り付けるのがポイント。枝豆も、見えるように飾ります。

 

グリーン×グリーン 野菜多め、最高です! これなら、お母さんからも合格点がもらえるのではないでしょうか。

空いているところに、レンジでチンしたご飯を載せましょう。

 

「ご飯は平らに盛り付けるようにします。これで、レトルトのご飯1パックと半分ほどの量ですよ」。素敵なプレートに近づいてきました。

 

ご飯とサラダの間に、空間が少し残っているようですが、きっとここにも意味があるんでしょうね。

 

今回の“盛れる”テクニック まとめ

・ワンプレート用のお皿のおすすめサイズは20-25cm。大きめのだとバランスが取りやすいので、30cmでもOK!
・プレートの盛り付けは、サラダ→ご飯の順番がおすすめ◎
・サラダは高さを出すように
・グリーン×グリーンで野菜を多めに

 

次回は10/11(火)に公開予定です。
いよいよ、ハンバーグと目玉焼きを載せて、ロコモコを完成させていきます。どんなロコモコに仕上がるのか、どうぞお楽しみに!(つづく)

 

ライター / 平地 紘子

大学卒業後、記者として全国紙に入社。初任地の熊本、福岡で九州・沖縄を駆け巡り、そこに住む人たちから話を聞き、文章にする仕事に魅了される。出産、海外生活を経て、フリーライター、そしてヨガティーチャーに転身。インタビューや体、心にまつわる取材が好き。新潟市出身

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