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食を起点としたコト起こしの舞台裏
2023.09.19. | 

[Vol.1]都会のカフェにとうもろこし農園がやってきた!「出張!ハマラノーエンPOPUP」レポート

今年の7月、長野県原村にオープンした体験型農園「ハマラハウス」。フルーツのような糖度を誇る「八ヶ岳生とうもろこし」の直売や収穫体験が楽しめるとあって、オープン直後から、予約でいっぱいの人気スポットになりました。そんなハマラハウスがなんと都内のカフェにやってくると聞きました。これはもう、行ってみるしかありません!

長野のとうもろこし畑を再現。ハマラノーエンPOPUP

「出張!ハマラノーエンPOPUP」の開催場所は、都内2か所のカフェ。SWITCHSTAND HATSUDAIとSWITCHSTAND ODAIBAの2拠点で、9月4日〜9月15日まで開催されています。

筆者がおじゃましたのはSWITCHSTAND HATSUDAI。店内に入ったとたん、あおあおとおいしげるとうもろこしの姿が飛び込んできました。その高さは約150センチほど。

 

葉っぱの影には立派なとうもろこしの実がなっていました!そっと触ってみると、まだ露をふくんでいるかのように、みずみずしさが残っています。

「試食してみますか?」と声をかけてくださったのは、Mo:takeマガジンでもすっかりおなじみ、onestopの小倉さんです。

 

小倉:ぜひ生で食べてみてください。「生でですか?」ってびっくりされる方も多いんですけれど、とってもおいしいので。

 

そう、この「八ヶ岳生とうもろこし」のおすすめは「生食」。18%〜20%とまるでフルーツのような甘さと、皮が薄く、歯切れ良くいただけるのが八ヶ岳生とうもろこしの魅力なんです。

さっそくいただきます。

がぶっと一口かじった瞬間、口の中いっぱいに果汁がはじけて、優しい甘さが広がります。とうもろこしは本来「穀類」に分類されるそうですが、生とうもろこしの印象はまさに「果物」。どこかメロンのような青い香りもしてきます。

 

シェアオフィスの真下でとうもろこしをもぎる

八ヶ岳生とうもろこしはなかなか市場に出回らない貴重な農作物です。通信販売か長野での直販がメインで、なかなか都内でお目にかかれる機会はありません。そこで、今回のPOPUP企画では特別に、本数限定で直販も行っています。

初めて知る人向けに、保存法や食べ方などを説明したポップが添えられていました。これはぜひ買って帰りたくなりますね。

 

小倉:ここから選んでいただいてもいいですし、いまなってるとうもろこしからもいでもらってもいいですよ。

 

初台のPOPUPでは、ミニ収穫体験も楽しむことができるのだそうです。さっき見ていたとうもろこしの苗たちは、単なるディスプレイではなかったんですね。

それはもう、もぎるしかないでしょ!と、ミニ収穫体験に挑戦してみました。

 

小倉:上から力を入れて押し下げる感じです。一気に、ぱきっと行っちゃってください!

 

「こんな感じですか?」とおそるおそるもぎってみます。小気味良い音とともに、葉っぱの青い匂いがふわっと漂ってきました。ここSWITCHSTAND HATSUDAIはシェアオフィス併設のカフェ。それなのに、畑の匂いがする……なんだか不思議です。

 

長野の太陽をいっぱいに吸い込んだとうもろこしはずしりと重たかった!カフェでの農園体験、体験した時間はほんのわずかでしたが、一瞬で非日常の空間にワープした気分になりました。

仕事の合間にふと立ち寄ったカフェで、生き生きしたグリーンに囲まれて(とうもろこしをもいで、)リフレッシュ。ちょっと風変わりな、最高の気分転換になるのではないでしょうか。

 

-infomation-

ハマラノーエン

■SWITCH STAND HATSUDAI
〒151-0061 東京都渋谷区初台1丁目51−1 初台センタービル1階
Instagram @switchstand_hatsudai

■SWITCH STAND ODAIBA
〒135-0064 東京都江東区青海2-7-4 the SOHO 1F
Instagram @switchstand_odaiba

ライター / 八田 吏

静岡県出身。中学校国語教員、塾講師、日本語学校教師など、教える仕事を転々とする。NPO法人にて冊子の執筆編集に携わったことからフリーランスライターとしても活動を始める。不定期で短歌の会を開いたり、句会に参加したり、言語表現について語る場を開いたりと、言葉に関する遊びと学びが好き。

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