2019.12.17. | 

[Vol.4]みんなで食の未来を創りたい「Mo:take」ヘッドシェフ坂本英文×「Yuinchu」代表 小野正視

「食の業界で働く人たちのために、新しいキャリアステップを作りたい」。ちょうど1年前、小野と坂本をインタビューした時、二人はそう話していました。今も思いは変わらず、それどころか、事業が育っていくなかでやりたいことがより明確になってきたようです。

多くの人が幸せになれる。
そんな選択肢を増やしたい

小野:僕は経営者という立場上、世の中にいろいろなキャリアの選択肢があることを知っています。でも、多くの人は、あまりたくさんの選択肢が見えていない気がします。そして、僕たちだけの力では、多くの人が幸せになる選択肢を用意できないことも多いです。

僕たちが突っ走ってやったところで、わずかな人数しか幸せにできなかったり、もっとうまくやれる人たちがいるなら、素直に教えてほしいと思うんです。だからこそ、いろんなプレイヤーと一緒にやりたいのかもしれない。「僕たちが取りまとめるから、みんなついてこい」というよりは、いろんな人たちが集まって、時には、「小野さん、それはちょっとズレてない?」って指摘されたりして、「じゃあどうしたらいい?」って相談しながら、お互いに高め合っていくイメージです。

 

 

食の可能性を広げるということ

イノシシや鹿の肉を使ったホットドッグなどを提供した「けものカフェ」。「けものカフェ」の今後ついて、坂本はこう言います。

 

坂本:獣害の問題に関しても、「けものカフェ」を開催した後、もっとほかのアプローチもあったかもしれないと思いました。そして、僕たちよりも「獣害がメインテーマです」と言える飲食のプレイヤーがいるなら、その人に任せた方がいいと思いますし。僕らは「食の可能性を広げること、可能性を追求すること」にコミットしているんです。だから、チャレンジして間違えることもあるし、俺たちには育てられないモノなら、育てられる人に喜んで渡すつもりなんです。これが今回、最も言いたいことです。

 

「冷や汗をかきたい」。「難しくてわからなかった」。「間違えるかもしれない」。それくらい未知なモノゴトに出会いたい。今、そういうきっかけを二人は作っているのかもしれません。

 

小野:今回のリニューアルは、そんなチャレンジができる器を作りたいという感じですね。ケータリングは食を分かりやすい形で届けられる事業モデルです。その発展形として、食の総合プロデュースを手がけるMo:take PLUSがあって。さらにMo:take MAGAZINEでもっと広い範囲の人々に知ってもらうきっかけを作っていく。この3つが一体となり、食の可能性を切り拓いていきます。Yuinchuのミッションは、「心を動かす瞬間や場を作り続けていく」こと。その中で、食はその理念に大きく寄与すると考えています。この1年間、Mo:take MAGAZINEに関わってくれたお客様が、たくさんのことを教えてくれました。だからこそ、これからはMo:takeに関わる案件の頻度と数を圧倒的に増やします。それによって、様々な食のプレーヤーが活躍するシーンを創出します。僕たちはその世界の中で、主体性あるサポーターになっていきます。

 

 

チャレンジする人の
圧倒的な味方になりたい

「Mo:takeと一緒だったら、何かおもしろいことができそう」。そう感じてくれた人たちに対して、Mo:takeは、具体的にどんなことができるのでしょうか。

 

坂本:最近、「主幹事」って言葉をよく使うんですよ。誰かに何かを伝えたい人たちのことをそう呼んでいて、彼らのお手伝いが僕たちの役割です。僕たちを使ってもらうことで、主幹事のやりたいことが飛躍する。Mo:takeの場合、食事という形で主幹事のやりたいことをバックアップします。

 

小野:その概念をさらに広げると、空間になる。食事が空間の構成要素の一部になった時には、空間に対する情報を集め、それに合うものを企画・提供しないといけません。その空間にいるのは誰なのか、その人は何を必要としているのか。そういった情報をベースに、食のコンテンツを作っていきます。ケータリングだけでも、メニュー開発だけでもなく、場やイベントの企画・運営・プロデュース、映像やWebサイトの制作など、食におけるオールマイティのサポーターになれることが、僕たちの強みだと思っています。

そして、Mo:take MAGAZINEで情報発信のお手伝いもしていきます。Mo:take MAGAZINEの読者は、BtoBtoCのユーザー(C)なのか、未来の主幹事(真ん中のB)なのか。明確には決めていなくて、どっちも正解だと思っているんですよね。主幹事の情報をユーザーに伝えることで、主幹事のイベントの集客につながったり商品が売れることもうれしいし、「飲食業界でこんな活動をしていて、どんな風に広げたらいいかわからないけど、なにかいい方法はないでしょうか。Mo:takeとなら、何かできそうな気がして……」というような、未来の主幹事との縁がMo:take MAGAZINEを通じて生まれることも、大歓迎なんですよね。

 

チャレンジしようとする人たちの圧倒的な味方になりたい。そういうことでしょうか。

 

小野:まさにそうです。Mo:take CATERING、Mo:take PLUS、Mo:take MAGAZINE、この3つの軸で、食やライフスタイルに関わる分野でチャレンジする人のサポーターになるということです。これまで、Mo:takeのブランドサイトがありませんでした。自分たちのビジョンをきちんと伝えよう、わかりやすくしよう、というのが今回のフルリニューアルの意図です。飲食業界でやりたいことがあるけれど、自分たちだけではどうやったらいいか分からない場合は、僕たちがコンテンツを共同開発します。みんなで一緒に食の可能性を追求していきたい。この想いがすべての原点です。

  

最後にとても心強い言葉で締めくくられたインタビュー、いかがでしたでしょうか。食の可能性を広げたい、小野と坂本と面白いことを仕掛けたい、そんな方はぜひお知らせください。わたしたちMo:take MAGAZINEも、みなさまの挑戦を発信できる日を楽しみにしています。

 

– Information –
Mo:take
https://motake.jp/

ライター / たかなし まき

愛媛県出身。業界新聞社、編集プロダクション、美容出版社を経てフリーランスへ。人の話を聴いて、文章にする仕事のおもしろみ、責任を感じながら活動中。散歩から旅、仕事、料理までいろいろな世界で新しい発見をすること、わくわくすること、伝えることが好き。

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Mo:take MAGAZINEは、食を切り口に “今” を発信しているメディアです。
文脈や背景を知ることで、その時、その場所は、より豊かになるはず。

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みんなとともに考えながら、さまざまな場所へ。
あらゆる食の体験と可能性をきりひらいていきます。

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