パックのサラダうどん、どう盛る?
前回、鯵の南蛮漬けを料亭のように盛り付け、3種の巻物を見事な「花盛り」にして魅せてくれた坂本シェフ。
今回は企画の原点に戻り、ここまで本当に“盛るだけ”を貫いている坂本シェフ。さあ、残るは、10品目のサラダうどん です。
サラダうどんは、どんな器に盛り付けていくのでしょうか。
選んだのは、少し深さのある黒い器。100円ショップのダイソーが手掛ける「スタンダードプロダクツ」のお皿です。
先に、混ぜる 最後にまた、混ぜる
サラダうどんのパックを開けて坂本シェフがまずやったことは、うどんに麺つゆをかけること。
麺つゆは最後にかけるのかなと思っていたので「混ぜちゃうんですね」と聞いてみると、「麺が固まっているので、最初に混ぜないとほぐれないんですよ」とのこと。
確かに、ほぐすのも結構大変そうです。固まった部分が残らないように、しっかりと混ぜ、ほぐしていきます。
ではお皿に、というタイミングで、坂本シェフはおもむろにフォークとスプーンを手にしました。そして、パスタを撒くように、くるくる、くるくるし始めました。
「こうした方が、麺類はまとまるんですよ」と坂本シェフ。
盛り付けては、またくるくる、盛り付けてーーを繰り返していくと、中央が高めのならだかな山状に盛り付けることができました。
黒いお皿に、白いうどんが映えます。
「ここから野菜を盛り付けていくのが結構難しいんですよ」と言いながら、山肌にわかめを盛り付け、レンズ豆と雑穀をスプーンですくってのせていきます。
コーンやレタスものせて、一番てっぺんにはササミ。
10品目をできるだけ隣の色と被らないように盛り付けていきました。
すると、うどんを盛り付けて残った麺つゆの中に、付属のマヨネーズをしっかりと混ぜていくではないですか。
混ぜちゃうんですね! 混ぜたものを、山裾からかけていき、最後に盛り付けが崩れないように上からかけて。
さあ、完成です!
うどん屋さんのメニューにありそうな、立派なサラダうどんになりました。
さあ、花盛りの巻き寿司と鯵の南蛮漬けも合わせて、楽チン家族ご飯の完成です!
では、早速、いただきまーす!
今回、本当に盛っただけですよね? 盛っただけで、こんなに豪華な夕食の食卓になっちゃうなんて、これなら仕事で疲れているお父さんやお母さんも、お腹を空かせている育ち盛りの子どもたちも、大満足です。
納豆巻きは、どこから食べるか迷います。
たい焼きを頭から食べるか、尻尾から食べるか、と同じような感じですね。
さあ、と箸を伸ばしたら、私もカメラマンも、茎の一番下の部分を目がけていました(笑) やっぱりお花は、壊しづらいですよね。
そして、鯵の南蛮漬けは大人は晩酌のつまみとしてもピッタリ!
サラダうどんは、麺つゆとマヨネーズを混ぜて正解!
最初に麺つゆで麺をほぐす、そして、マヨを麺つゆに混ぜる、というちょっとしたプロセスを経ることで、食べる時にストレスなく食べられるんですね。
今回は本当に“盛るだけ”で見せてくれた坂本シェフ! 働くお父さん、お母さんへの大きなエールになりました!
まだまだ暑い日が続きますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
今回の“盛れる”テクニックまとめ
・うどんは最初に麺つゆでほぐす
・うどんもパスタ同様、フォークとスプーンでくるくる巻きつけ盛り付ける
・サラダうどんの具は、隣の色とかぶらないように