2021.11.02. | 

お父さんメシ 後編 いつもの“つまみ”が、子どもが喜ぶスープになった!:#ごはん盛れたから見て

料理は盛り付けがすベて!なんてことはありませんが、同じ料理でも盛り付け次第で豪華に見えることもあれば、逆にちょっと残念になってしまうことも。それだけ盛り付けって、大事なんですよね。
というわけで、この企画ではあえて料理を一切せず!

 

盛るだけでおいしく見せ、料理を囲む人のテンションあげてくれる“盛れる”テクニックを紹介します。
“盛る”のはもちろん、見映えが求められるケータリングや雑誌、映像などでのフードスタイリングでそのテクニックを磨いてきた、「Mo:take」ヘッドシェフの坂本英文(さかもと・ひでふみ)。さあ、盛って見せてもらいましょう!

 

今回のテーマは「家族のための、お手軽お父さんメシ!

 

お母さん不在の時のご飯担当はお父さん。子どもたちは、「いったいお父さんはどんなものを作ってくれるの?」と、期待と不安(笑)が入り混じった気持ちで待っているかもしれません。

どうせなら、子どもが喜ぶものを食べさせてあげたい。でも、お母さんみたいな凝った料理はできない。かといって、ファストフードというのもちょっと味気ないなーー。

 

今回はまさに、そんな迷えるお父さんのための企画! 休日、公園帰りに寄ったスーパーで買ったお惣菜に、ほんの一手間加えるだけで子どもが喜ぶワクワクなランチに仕上げるテクニックを、坂本シェフに教えてもらいます!

前編で、右上の「4種野菜ナムルセット」をのぞく4種の惣菜、食品を使って、ボリューム満点かつ、味の想像がつかない、テリヤキチキン丼を作ってくれた坂本シェフ。

 

残るはたった一つ、「4種野菜ナムルセット」ですが、これをどう美しく盛っていくのでしょうか?

混ぜて、入れて、注ぐだけ

ナムルのために、坂本シェフが選んだ器はこちら。

 

2つ用意したので、子ども用と大人用で、野菜の種類を見ながら盛りわけるのでしょうか?
パックを開けた坂本シェフは、中に入っていた付属のコチュジャンをナムルにかけ、箸で全体をかき混ぜていきます。

 

よく混ざったら、2つの器にそれぞれ盛っていきます。

 

中央が高くなるように盛り付けていったので、これで完成かな?と思いきや、なんと沸かしたお湯を注ぎ始めたではないですか!

 

湯気とともにふわぁっと沸き上がってくるごま油の良い香り!
なんと、坂本シェフはナムルでスープを作ってしまったのでした。

すごいアイデア! 

 

「辛いものが苦手なお子様もいると思うので、お湯を注いでから、味を見つつお好みでコチュジャンを加えてもいいと思います」

 

半分はお父さんがナムルとしてそのまま“つまみ”にして、半分は子どものためにスープを作る、というのもいいかもしれないですね!これもお味が楽しみです。

さて、これでお父さんメシの完成!

 

あっという間に完成したから、公園でめいっぱい遊んでお腹をすかせた子どもたちも喜ぶでしょうね!

さあ、食べよう!

 

いろいろな食感と味の組み合わせで
口の中が楽しくなる♪

 

まずはスープからいただきます!

 

とにかく、食欲をそそるごま油の香り。器を持ち上げて香りを堪能しながら口をつけて見ると、「わ! スープだ!」(笑)

そのまんまなのですが、ナムルとコチュジャンで、こんなに本格的なスープができるなんて驚きです。焼肉屋や韓国料理のお店で出てきてもおかしくない美味しさです!ゼンマイや豆もやしの食感もよく、ホント、美味しい!

それでは次は、ご飯→紅しょうがいか天→和風醤油のテリヤキチキン→5種きのこの旨煮を重ねたどんぶりをいただきます。

 

ひと口食べた感想は「紅しょうがいか天の食感がめちゃくちゃ合う!」ということ。サクッとした食感に加えて、紅しょうがの味もいいアクセントになっています。

そして、味がなかなか想像しづらかったテリヤキチキンときのこの旨煮の組み合わせ。照り焼きチキンだけだともったり甘くなってしまいがちですが、あっさりしたキノコが一緒に口に入ってくるだけで、食感も味もにぎやかに。

野菜もたくさん食べられるし、飽きることなく最後まで食べられるお味になりました。

 

「お父さんやるじゃん、美味しいよ!」

 

口いっぱいに頬張りながら嬉しそうに言う子どもの声が聞こえてきそうです。

 

今回の“盛れる”テクニック まとめ

・お湯を注ぐだけでスープになるお惣菜がある
・異なる食感、味を組み合わせよう

 

待ちきれずに箸をつけてしまいましたが!

「#ごはん盛れたから見て」

 

【映え写真の撮影ポイント】

せっかくキレイに盛れたら、撮りますよね!(笑)
カメラマンに、映え写真を撮るコツを教えてもらいました!

 

「青い色って食欲をそそらないですよね。
 なので、“色温度”を暖色寄りにすると美味しそうな写真になります。

 今回はお父さんメシなので、テーブルコーディネートも
  “お父さん感”を出すように工夫しています」

 

ライター / 平地 紘子

大学卒業後、記者として全国紙に入社。初任地の熊本、福岡で九州・沖縄を駆け巡り、そこに住む人たちから話を聞き、文章にする仕事に魅了される。出産、海外生活を経て、フリーライター、そしてヨガティーチャーに転身。インタビューや体、心にまつわる取材が好き。新潟市出身