2021.10.26. | 

お父さんメシ 前編 意外な組み合わせに高まる期待感!:#ごはん盛れたから見て

料理は盛り付けがすベて!なんてことはありませんが、同じ料理でも盛り付け次第で豪華に見えることもあれば、逆にちょっと残念になってしまうことも。それだけ盛り付けって、大事なんですよね。

というわけで、この企画ではあえて料理を一切せず!

 

盛るだけでおいしく見せ、料理を囲む人のテンションあげてくれる“盛れる”テクニックを紹介します。

“盛る”のはもちろん、見映えが求められるケータリングや雑誌、映像などでのフードスタイリングでそのテクニックを磨いてきた、「Mo:take」ヘッドシェフの坂本英文(さかもと・ひでふみ)。さあ、盛って見せてもらいましょう!

 

今回のテーマは「家族のための、お手軽お父さんメシ!

 

お母さん不在の時のご飯担当はお父さん。子どもたちは、「いったいお父さんはどんなものを作ってくれるの?」と、期待と不安(笑)が入り混じった気持ちで待っているかもしれません。

どうせなら、子どもが喜ぶものを食べさせてあげたい。でも、お母さんみたいな凝った料理はできない。かといって、ファストフードというのもちょっと味気ないなーー。

 

今回はまさに、そんな迷えるお父さんのための企画! 休日、公園帰りに寄ったスーパーで買ったお惣菜に、ほんの一手間加えるだけで子どもが喜ぶワクワクなランチに仕上げるテクニックを、坂本シェフに教えてもらいます!

手軽に、美味しく!
土台になるのは1枚300円!?の優秀な器

坂本シェフと向かったのは、駅からすぐ近くにあるスーパー。駅近なのに駐輪場も広いから、子どもと自転車で出かけた時に寄るのに便利です。

「子どもが喜ぶのって、やっぱりお肉ですよね。  お母さんじゃ選ばないようなものを選ぶからこその、お父さんメシ。テーマは、手軽に、美味しく!でいきます!」

お惣菜が並ぶコーナーを何度も往復しながら、じっくりと選ぶ坂本シェフ。いくつかカゴに入れたと思ったら、おつまみコーナーの方へも足を伸ばしていきます。

#ごはん盛れたから見て:楽チン家族ごはん 後編 思いもつかない組み合わせで、惣菜をパワーアップ! の回で、カリカリ梅の斬新な使い方を見せてくれた坂本シェフだけに、また何かやってくれるのではないかと期待が高まります。

さあ、今回購入したお惣菜はこちら!

 

(右上から時計回りに)

・4種野菜 ナムルセット
・和風醤油のテリヤキチキン 大(2枚入り)
・サトウのごはん 3パック
・5種きのこの旨煮 ・サクサクおいしい 紅しょうがいか天

期待に違わず(笑)、おつまみコーナーから紅しょうがいか天を選んだ坂本シェフ。いったい今回は、どんなアレンジを見せてくれるのでしょうか!

 

まずは器のセレクトから。

最初に平たくて、でも厚みのある黒い器をまず手にした坂本シェフ。ここに野菜と照り焼きチキンを盛り付けていくのでしょうか?

と思ったら、同じお皿を二つ。ということは、ワンプレートで盛り付け? 坂本シェフがどんな風に盛り付けようとしているのか、その意図がわからないだけに、想像だけがふくらんでいきます。

 

実は坂本シェフが選んだこのお皿、1枚たったの300円! 手に持っても、300円とは思えない質感があるので驚きです。

どこでこのお皿を手に入れたのかというと、100円ショップのダイソーが手掛ける新ブランド「Standard Products(スタンダードプロダクツ)」。300円でこのクオリティーだったら、絶対に買い!ですね。

坂本シェフもオススメするスタンダードプロダクツ、ぜひお店に足を運んで見てください。

 

チキンの下には、アレ! 上にはそっち!?

器の話でひとしきり盛り上がった後、坂本シェフがまずまな板の上に載せたのは、和風醤油のテリヤキチキン。1cmぐらいの幅でしょうか。包丁を入れてわりと細めの幅にカットしていきます。

坂本シェフはすっと切っているのですが、実は鶏肉を切るのってちょっと難しいと感じている人はいませんか? 皮が滑って、皮と肉とがずれちゃうんです!

コツを教えてください、坂本シェフ!

 

「包丁って、押すだけでなく前後に引かないと切れないんですよ。
 最初に皮だけを切るつもりで包丁を引くとスッと切り込みが入るので、そうなったら大丈夫。皮と肉を一緒に切ることができます。
 ひっくり返して皮を下にして切ってもいいですけど、皮がズレるからかえって切りづらいですし、皮を上にして切った方が見栄えもキレイになります」

 

なるほど! まずは皮を引くように切る、ですね。勉強になります!

 

肉を切り終えると、器の上にレンジでチンしたご飯が中央部にまんべんなく盛り付けられました。

 

「はい、今日はどんぶりにします。
 深いボウルだとまた変わってくるのですが
 このお皿は広いので、ある程度ご飯を広げてよそうといいですね」

 

そこに、いか天が登場!
片手でパリパリと割り、さらに細かくしながらご飯の上に振りかけていくではないですか!? いったい何を?

 

「結構味が濃いので、味の変化も楽しめますし、パリパリの食感も加わるのでいろんな食感が楽しめるのもポイントです」

 

なるほど! これはまた試食タイムが楽しみです。

 

いか天を表面に散りばめたご飯の上に、先ほどカットしたテリヤキチキンを載せていきます。
すでにものすごく美味しそうに見えるのは、やはりプロの盛り付けです。なかなかこうなりません。

 

「バラバラにせず、そろえて乗せた方がいいですね。
 そして、若干斜めに倒して、中の部分が少し見えるようにしてあげる。
 それだけでずい分見え方が変わってくると思います」

 

これで一品完成と思いきや! 坂本シェフは「5種きのこの旨煮」のパックを開け始めました。サイドに添え物として載せるんだろうと思っていたら、なんとチキンの上に載せていくではないですか!

 

「ポイントは、高さを出すように盛り付けること。
 そして色の全体的なバランスを見ていくこと。
 あとはパックの上にかかっていた青ネギを、最後に上に散らしましょう」

 

とのこと。中央を高く盛るは、盛り付けに必須のテクニックですね!
それにしても、きのこの旨煮×テリヤキチキンの組み合わせが斬新すぎて 一体どんな味になるのか気になりすぎます。

 

今回の“盛れる”テクニック まとめ

・平たい器のどんぶりは、ご飯を全体に広げる
・チキンは少し斜めに倒して、肉の中が見えるように
・中央に高さを出すように盛り付けるのが鉄則

 

次回11月2日(火)公開予定の後編は、残る「4種野菜のナムル」をどう使うのか、そして気になるどんぶりのお味は!? お見逃しなく!

ライター / 平地 紘子

大学卒業後、記者として全国紙に入社。初任地の熊本、福岡で九州・沖縄を駆け巡り、そこに住む人たちから話を聞き、文章にする仕事に魅了される。出産、海外生活を経て、フリーライター、そしてヨガティーチャーに転身。インタビューや体、心にまつわる取材が好き。新潟市出身