SERIES
#ごはん盛れたから見て
2022.12.06. | 

[Vol.1]今夜は揚げ物祭りだ! 大皿にドーンと、どう魅せる??:#ごはん盛れたから見て

料理は盛り付けがすベて!なんてことはありませんが、同じ料理でも盛り付け次第で豪華に見えることもあれば、逆にちょっと残念になってしまうことも。それだけ盛り付けって、大事ですよね。
というわけで、この企画ではあえて料理を一切せず! 盛るだけでおいしく見せ、料理を囲む人のテンションをあげてくれる“盛れる”テクニックを紹介します。
“盛る”のはもちろん、見映えが求められるケータリングや雑誌、映像などでのフードスタイリングでそのテクニックを磨いてきた、「Mo:take」ヘッドシェフの坂本英文(さかもと・ひでふみ)。さあ、盛って見せてもらいましょう!

 

今回のテーマ「子育てしながら働いているお父さん、お母さんのための『楽チン家族ごはん』!

 

今回、坂本シェフの買い物に同行したのは、中3と小6の男子を育てるMo:takeマガジンライターの八田。食べ盛りの男子の栄養と胃袋を満たす料理を作るのは、なかなかのパワーを必要とします。子どもたちは、揚げ物が大好きなことを、母はよーく知っている。でも、仕事帰りの疲れた体で、しかも短時間で、自分で揚げるのは・・・

というわけで、今回は、食べ盛り男子のお腹を満たす揚げ物で、ガッツリお願いいたします! どうしても見栄えが茶色くなりがちな揚げ物を、坂本シェフは一体、どう盛るのでしょうか?

「今日は無礼講じゃ!」と突き抜けちゃおう

「子どもたちは、揚げ物が大好なんだけど、私自身は栄養やカロリーが気になるんですよね。そんな自分とのせめぎあいがありますね(笑)

普段は野菜多めのメニューにしている分、お惣菜を買う時には『今日は無礼講じゃ!』みたいな気持ちになりがちではあって、大人は一緒にビール買ったりするんですけどね」

と八田。では今日は、思いっきり無礼講を楽しんでいただくことにして、ビールもプシュッと、どうぞ!

「揚げ物を大皿にどーんと盛る感じでいきましょうか」と坂本シェフが手にしたのは、アジフライ。

「ふだん肉に行きがちなので、魚のフライいいですね!」と八田が笑顔を見せている間に、坂本シェフは「肉だとメンチカツとか」と言って、2つで298円のパックを取ろうとすると、

すかさず、「私が買うならこっちですね(笑)」と言って、4つ入で288円の割安の方を買い物カゴにイン。主婦が選ぶなら、こっちになりますよねー(笑)

 

       

さらに「これだけだと足りないかな」(坂本シェフ)と、カニクリームコロッケも追加。文字通り、揚げ物祭になりそうです(笑)

続いては、サラダコーナーへ。

「子どもたちは野菜シャキシャキよりも、ポテサラとかかぼちゃサラダとか、お腹にたまるサラダが好きなんです」(八田)との言葉で、カボチャサラダに決定。

今は、千切りキャベツも袋で売ってるから、便利ですよねー!

そして、お味噌汁にはフリーズドライのなめこの味噌汁をチョイス。

「きのことキャベツで食物繊維もバッチリですね!」(八田)というわけで、今回の買い物はこちら!

 

(左上から時計周りに)
・たっぷりお肉のジューシーメンチカツ(4個入り)
・キャベツの千切り
・北海道産かぼちゃのメイプルサラダ(大)
・境港産ズワイ蟹使用のカニクリームコロッケ(2個入り)
・あじフライ(2尾入りを2パック)
・味噌汁(フリーズドライ なめこ)

ひゃー! なんか茶色いですけど、大丈夫でしょうかー(笑)
では、坂本シェフ、よろしくお願いいたします!

 

真っ白なお皿に、揚げ物3種でどんな絵を描く?

まずはお皿選びから。

 

「揚げ物は大きいお皿!」と坂本シェフ。どーんと大きい、まん丸の白いお皿です。やっぱり揚げ物は、個盛りではなく、大皿盛りですよねー!

 

さあ、この真っ白なキャンバスに、坂本シェフはどんな絵を描くのでしょうか!

最初はキャベツから。

 

キャベツってお皿の半分にぶわっと盛られていて、その反対側に揚げ物がのっている印象があるのですが、坂本シェフはお皿のど真ん中にキャベツをのせ始めました。

 

まるで、砂場で山を作っているかのように、両手で山肌を包み込むようにしながら形を整えていきます。

横から見ると、まあきれい!

 

シロップをかける前の、削りたてのかき氷にも見えてきました。

さあ、いよいよ揚げ物をのせていきます。

 

アジフライ、パックから出してみると思ったより大きい! 立派なアジフライです。それをキャベツに立てかけるように、そして少しずつ重ねるようにのせていきます。

 

「今回、ゾーンわけをしようと思うんです」と坂本シェフ。ここはアジフライゾーンということですね!

 

今回の“盛れる”テクニック まとめ

・大皿の中央にキャベツの山を作る
・揚げ物を盛り合わせるときは、種類ごとにゾーンわけを

さあ、ここから残り2尾のアジフライと、カニクリームコロッケ、メンチカツをどうのせていくのでしょうか。続きは、12/8(木)公開のVol.2をどうぞお楽しみに!(つづく)

 

ライター / 平地 紘子

大学卒業後、記者として全国紙に入社。初任地の熊本、福岡で九州・沖縄を駆け巡り、そこに住む人たちから話を聞き、文章にする仕事に魅了される。出産、海外生活を経て、フリーライター、そしてヨガティーチャーに転身。インタビューや体、心にまつわる取材が好き。新潟市出身

Mo:take MAGAZINE > #ごはん盛れたから見て > [Vol.1]今夜は揚げ物祭りだ! 大皿にドーンと、どう魅せる??:#ごはん盛れたから見て

Mo:take MAGAZINEは、食を切り口に “今” を発信しているメディアです。
文脈や背景を知ることで、その時、その場所は、より豊かになるはず。

Mo:take MAGAZINEは、
食を切り口に “今” を
発信しているメディアです。
文脈や背景を知ることで、
その時、その場所は、
より豊かになるはず。

みんなとともに考えながら、さまざまな場所へ。
あらゆる食の体験と可能性をきりひらいていきます。

みんなとともに考えながら、
さまざまな場所へ。
あらゆる食の体験と可能性を
きりひらいていきます。

さあ、いっしょに たべよう

OTHER SERVICE

様々な形で「食」が生む新たな価値を提供します。

ブランドサイトへ