SERIES
小さな循環を可視化する人たち by FARM SPOT
2025.08.26. | 

[Vol.1]持続可能な食の未来を描く『BETTER FOOD』

Mo:take MAGAZINEのシリーズ「小さな循環を可視化する人たち」では、これまでコンポストを起点に場づくりを行う『FARM SPOT』をはじめ、食と環境のつながりを軸にした実践や、サステナブルなアクションを続ける人々を取材してきました。

そんな「小さな循環」シリーズと、国内外の食にまつわるサステナビリティの事例を紹介するマガジン『BETTER FOOD』が、「食と環境のつながりを知るきっかけを届けたい」という共通の想いからコラボレーションすることになりました。

今回は、世界各地の飲食店や農業者、クリエイターたちの取り組みを、美しいビジュアルとともに丁寧に伝える『BETTER FOOD VOL.3』の中から、特別にMo:take MAGAZINEで一部の記事を掲載させていただけることに。

全2回でお届けする本企画。Vol.1では『BETTER FOOD』の魅力と、創刊からこれまでの歩みをご紹介、そしてVol.2では『BETTER FOOD VOL.3』に掲載された記事の中から、バリ島のデザートレストラン「Room 4 Dessert(ルーム・フォー・デザート)」を取り上げた内容を、Mo:take MAGAZINE向けに特別編集したカタチでお届けしていきます。

「小さな循環」というテーマを、さらに広い視野で捉えなおす今回の特集。
世界のどこかで始まっている未来の兆しを、ぜひご一緒に味わってみてください。

持続可能な食のあり方を国内外から探る『BETTER FOOD』とは?

私たちが毎日のように楽しんでいる「食」の背景には、環境への負荷など、さまざまな問題があります。
でも今、世界のあちこちで、食に関わるさまざまな人たちが「持続可能なかたち」を模索し、少しずつ動きはじめています。
そうした国内外の取り組みを、現地に足を運びながら、食のサステナビリティに取り組む人々やその実践を丁寧に取材し、美しいビジュアルとともに届けてくれるのが、この『BETTER FOOD』です。
一つひとつの記事から見えてくるのは、遠い世界の話ではなく、私たち自身に「食」との向き合い方を問い、考えるきっかけも与えてくれます。

『BETTER FOOD』は、2023年5月に創刊。創刊号『BETTER FOOD VOL.1 持続可能な”食の未来”の作り方』が発売されました。以降、年に1度のペースで刊行され、今年で3冊目を迎えています。

創刊号では、バリ島でモダンインドネシア料理を提供されているレストラン「ロカヴォア」など、「畑から食卓へ」という意味で、農場から消費者へと、直接新鮮で安全な食材を届ける考え方を意味する「Farm to Table」を実践する国内外の飲食店を紹介するなど、「食の未来」を探求する一冊でした。

 

翌年5月には、第2弾となる『BETTER FOOD(ベターフード) VOL.2 リジェネラティブ・フード・ビジネス』を発売。日本では「環境再生型農業」とも呼ばれる「リジェネラティブ農業」。これは、土壌の健康を保ちつつ、生物多様性や生態系の回復を目指す農法で、いま世界的にも注目を集めています。

VOL.2では、そんな「リジェネラティブ農業」への移行を農家に対して支援する、オランダの団体reNatureの取り組みや、千葉で自然酒づくりを続ける酒蔵・寺田本家、またリジェネラティブな農法で作られたコーヒーを販売するOverview Coffeeへのインタビュー記事が紹介されています。

そして、今年1月に最新号『BETTER FOOD Vol.3 エシカルフード最前線(バリ島)』が発売されました。なんと編集部自ら、バリ島に3週間も滞在して取材を行ったそうです!
現地のレストランやホテル、農家から村の司祭まで、注目すべき人々へのインタビューが掲載されています。

風光明媚なビーチから、熱帯特有のエネルギー溢れるジャングルまで、バリ島にどっぷりと浸かりながら現地の熱気を詰め込んでいるそうで、ビジュアルからもその熱気が伝わってくるような一冊です。より良いフードシステムを創ろうと奮闘する、バリの人々のリアルに迫っています。

 

「感動と共感」をMo:take MAGAZINEの読者にも知らせたい

Mo:take MAGAZINEではこれまで、「食を起点とした場」をテーマに、ヒト・コト・モノのつながりを紹介してきました。取材を重ねるなかで出会った農家さんや、コンポストを起点とした場づくりを行う『FARM SPOT』の方々、そして生きものの暮らしを守る森づくりから生まれた「イヌワシ木材」を活用し、自然と暮らしをつなぐ上毛高原駅にあるカフェ『イヌワシストア』など、様々な取り組みをされている方々に出会い、実際にふれることで、私たち自身も「食と環境のつながり」をより身近に感じるようになりました。

「小さな循環」シリーズは、そんな気づきのなかで生まれた企画です。食に関わる私たちとして、見過ごすことのできない“食と環境のつながり”について、何かきっかけを届けられたら—そんな想いからはじまりました。

そして今回コラボレーションする『BETTER FOOD』は、その想いと深く重なります。

 

初めてBETTER FOODを読んだとき、現地の空気や人々の営みが生き生きと伝わってきて、心が強く動かされました。「この視点を、Mo:take MAGAZINEの読者にも届けたい」。そう思い立ってBETTER FOODの編集部に電話をかけたのが、今回の企画のはじまりです。

お電話の後に行った打ち合わせでは、私たちのメディアへの想いに丁寧に耳を傾けてくださり、思いがけず「記事をMo:take MAGAZINEでも掲載してみませんか?」というご提案をいただきました。

「ようやくこの視点を届けられる!」

このコラボが決まったときは、本当にうれしい気持ちが込み上げてきました。

この取り組みを通して、「世界のどこかで、こんな風に食と向き合っている人がいるんだ」と感じてもらえたり、「自分の暮らしでも、何かできるかも」と思ってもらえたら嬉しいです。

Vol.2では、その『BETTER FOOD』最新号より、バリ島の文化的中心地・ウブドでデザートコースを提供するレストラン「Room 4 Dessert」のパティシエ、ウィル・ゴールドファーブさんへのインタビューをお届けします。

バリの熱気あふれる誌面の世界観とともに、どうぞお楽しみください。

 

– Information –
Instagram(BETTER FOOD)
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ライター / Mo:take MAGAZINE 編集部

モッテイクマガジンでは、イベントのレポートや新しい食のたのしみ方のアイデアを発信します。そして、生産者、料理人、生活者の想いをていねいにつないでいきます。 みんなとともに考えながら、さまざまな場所へ。あらゆる食の体験と可能性をきりひらいていきます。

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Mo:take MAGAZINEは、食を切り口に “今” を発信しているメディアです。
文脈や背景を知ることで、その時、その場所は、より豊かになるはず。

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みんなとともに考えながら、さまざまな場所へ。
あらゆる食の体験と可能性をきりひらいていきます。

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