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食を起点としたコト起こしの舞台裏
2024.02.01. | 

国分寺300年野菜「Agritario」のプチマルシェ訪問レポート 彩り豊かな体験で伝える野菜の美味しさと愉しさ

国分寺で300年続く島崎農園の年に1度のイベント「Agritario Petit Marche」が11月19日に開催されました。Agritarioといえばカラフル野菜。5回目の開催となる今年は、なんと40品目以上の彩り豊かな野菜の販売、さらに自分で収穫した野菜をつかって学べる野外料理教室、やさい大福作りといった体験イベントも充実。そしてシェフが新鮮野菜をつかって腕を振るうスペシャルランチボックス、カフェや西洋おでんなど、野菜の美味しさと愉しさが味わえる充実した内容でお腹も心も満たされました。

”赤いトウモロコシ”や“カラフルにんじん”
カラフル野菜を求めて、オープンから賑わうマルシェ

まずはオープンから人で賑わうマルシェをご紹介します。私たちが普段食べているニンジンやカブ、トウモロコシなどの野菜でも「こんな色みたことない、どうやって食べるの?」そんな声が聞こえてくるのはこのマルシェならでは。見た目はブロッコリー風の「スティックセニョール」、トウモロコシなのに上品に赤く光る「やまとルージュ」など確かに味や食べ方も気になります。そんな方のために、一つ一つの野菜の特徴やレシピが書かれたポップがあったり、店員さんが美味しい野菜の食べ方などを教えてくれるので安心です。この日は大人気のサラダセットを購入すると、ビーツを使ったドーナツがもらえるという嬉しい特典もありました。

 

「AGRITARIO KITCHEN」と「ONE_THROW」
2台のキッチンカーがお届けするスペシャルメニュー

当日は2台のキッチンカーがカラフル野菜を使ったメニューを販売していました。「AGRITARIO KITCHEN」はフリーランスシェフとして様々なレストランで活躍する高木佑一シェフのスペシャルランチボックス。赤いとうもろこし「大和ルージュ」の炊き込みご飯、ほんのり甘くて柔らかいバックリブ、カップサラダも付いてくるという大満足の内容でした。

 

もう1台は宿河原から来てくれた、バスケができるコーヒースタンドでお馴染みの「ONE_THROW」。充実したカフェメニューだけでなく、SWITCH STANDが開発したカラフル野菜の西洋おでんも販売。昆布だしで煮込んだ野菜に隠し味のスパイスとオリーブオイル、仕上げにチーズをトッピングすればそれはもう、西洋を感じずにはいられません!味はもちろん美味しいし、カラフルな野菜が煮込まれて彩りを失うからこそ再現される“おでん”らしさ。お野菜の食べ方がわからなければ、まず昆布出汁で煮込んでみるものありかも。

 

お野菜嫌いも克服?“ニンジン”でやさい大福作り体験!プチ縁日のヨーヨーすくいやお菓子の掴みどりで楽しむ姿も

SWITCH STAND×onestopエリアでは、子どもも楽しめるプチ縁日が出没していました。ヨーヨー&スーパーボールすくい、お菓子の掴み取りと聞けば嬉しい子どもも多いはず!その予想が的中したように楽しむ子どもたちの笑顔が見られます。「お野菜を好きになってもらえたら」そんな願いを込めて、嫌われやすい野菜の代名詞?ともいえる“ニンジン”を甘く煮て、あんこと一緒に包んじゃおう!というポップなノリで生まれた「やさい大福作り」。ニンジンとあんこを求肥で包むのに苦戦しながらも、親子で楽しむ姿や上手に包ん無事ができて意外な特技を見つけたという人も。

 

『大人の給食』×Agritario『農活倶楽部』コラボ企画 収穫した野菜をつかった野外料理教室

「アグリタリオ」の畑の方から食欲をそそるほんのりいい香りが。足を運んでみると、そこでは野外料理教室が開催されていました。

 

収穫体験と野外料理教室がセットになったこの企画は、体験型の活動を通じて誰もが野菜に触れられるきっかけをつくる『農活倶楽部』の島崎葵さんと、栄養価の見える菜食献立を展開する料理教室『大人の給食』の黒木真海さんによるコラボ企画。畑とキッチン、場所は違えど日々野菜と向き合う2人の「野菜の収穫から調理を通じて、農や食を五感で楽しんで欲しい。」という想いから実現されました。
まずは野菜を調達!ということで、Agritario農園の一員として日々野菜を育てる島崎さん先導のもと収穫体験がスタート。野菜が大好きという参加者の皆さんがいざ畑に入ると、、、土から立派に生えている野菜の様子を見て「愛おしい…」という声が飛び交います。そして、大根や人参など抜いてから大きさが分かる野菜の収穫は一際盛り上がった様子でした。収穫体験後の野外料理教室では、管理栄養士で元栄養教諭でもある黒木さんが先生に。「コールラビは生でサラダにできるのですね!」などと参加者さんは野菜の調理法にも興味津々。自分たちで収穫した野菜を丁寧に調理する姿が印象的でした。

 

珍しい野菜のマルシェだけでなく、野菜のことが色々学べたり体験できたりと、バラエティ豊かな内容で地域のお客さんに“美味しいと愉しい”をお届けしていた5回目の「Agritario Petit Marche」。カフェにランチボックス、西洋おでんにやさい大福と全てを味わい尽くして、カラフル野菜もちゃっかり購入した私。来年はどんな“美味しいと愉しい”を届けてくれるのかと今から期待に胸を膨らませてしまうほど、お腹も心も大満足のプチマルシェでした。

 

– Information –
Agritario 島崎農園
東京都国分寺市西町3-30-1

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ライター / Mo:take MAGAZINE 運営

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