「おうち居酒屋」から、さらにテーマを絞って下さい!
最初から、男の一人おうち居酒屋をイメージしていたわけではありません。いつものように、坂本シェフと共にスーパーのお惣菜を見ていたら、こんな言葉が口をついて出ていたのです。
「坂本シェフ、おうち居酒屋のテーマをさらにグッと絞りませんか?
あえて絞った方が、坂本さんのアイデアを絞り出せそうな気がするんですけど。
例えば、男の一人居酒屋気分とかどうですか?」
一瞬の間の後、坂本シェフの返事は「それいいっすね!」
さすが坂本シェフ! こちらの勝手なアイデアにも、いつも快く乗ってくれます。
「暑いし、スパイシーなやつ食べたくなりません?」
「ガッツリと!」
「でもやっぱり、野菜も欲しいよね」
筆者とカメラマンの自由な声が飛び交う中、坂本シェフが今回購入した品々はこちら!
・お野菜を食べる! かぼちゃの冷製スープ
・ジャンバラヤ〜サルサソース〜
・野菜スティックサラダ
夏!って感じで良いですねー。パンチの効いた肉メニューと、たっぷりの野菜。バランスも取れているのではないでしょうか。
では坂本シェフ、盛って魅せて下さい!
ランチのお皿と、夜のお皿!?
まずは、恒例の器選び。
ジャンバラヤを盛り付ける大きめのお皿を迷う坂本シェフ。色のついたお皿を何種類か手にとって考えています。
「明るめの色のお皿だと、居酒屋と言うよりランチプレートみたいになっちゃうと思うんですよね。
それよりも、夜だし、もっとシックな感じのお皿が良いんじゃないかなあ」
考えた末に選んだのが、このお皿。
そして、スープボウルはこちら。
あえて規定の枠組みからはみ出す坂本シェフの魅力
では、パンプキンスープからお願いします!
パッと見た時は気づかなかったけれど、購入したスープは二階建てになっていました。お野菜たっぷり! とうたっているだけあり、たっぷりの野菜が上段に。そして、下にかぼちゃの冷製スープ。
最近は、食べる直前に組み合わせられる、二階建てになっているお惣菜が増えましたよね。
まずは上のお野菜をよけたら
豪快に、ボウルの中にスープを流し入れました。流し入れるというよりも、バシャー!っと。
「ここにバーニャカウダの野菜を刺します!」
なんだか嬉しそうな笑みを浮かべつつ坂本シェフが手にしたのは、よけたさっきのお野菜ではなく、バーニャカウダの野菜スティックでした。
カボチャのスープに、キュウリ、キャベツが次々に。
そして、すべての野菜が入っていきます。まるで野菜たちが、かぼちゃスープのお風呂に入っているみたい! 刺し方の極意を聞くと
「同じ種類を固めて刺していきます。
正面から見た時に奥行きを出したいので、奥を高く、手前を低く盛り付けると良いですよ!」
ブラックペッパーを振ったら、完成! 色鮮やかで、とーってもキレイですね。
それにしても、バーニャカウダのソースをかけず、冷製スープに刺しちゃうアイデアが、斬新!
では、スープの具材の野菜はどうするの?? と思ったら、バーニャカウダについていた味噌マヨと混ぜ始めました。
さすが坂本シェフ! そのままの組み合わせで使わずに、味噌マヨと混ぜちゃうところが味噌ですね(笑)
これはどう盛り付けられていくのでしょうか……!
今回の“盛れる”テクニック”まとめ
・白の大皿はランチプレートっぽくなるので、夜はシックな色に
・野菜スティックの盛り付けは、奥を高く、手前を低く
・規定の組み合わせから、あえて外れる
次回は7/19(火)に公開予定です。いよいよジャンバラヤの盛り付けに入っていきますよ! 間違いなくビールがすすむ夏の男一人おうち居酒屋の完成形、どうぞお楽しみに!