2019.12.24. | 

[第4回]めんどくさい料理を楽しい料理に変えるコツ:家でも山でもホットサンドを

みなさん、日々の料理をたのしんでいますか。「たのしいどころか、めんどくさい……」と感じている方もいるのではないでしょうか。そこで、料理をもっと気軽にたのしむコツを、フードデザイナーの蓮池陽子(はすいけ・ようこ)さんから教わる連載です。料理をたのしむには、誰かに「おいしい」と言ってもらうことが大切です。そんな体験が重なるうちに、めんどくさい料理がたのしい料理に変わっているはずです。

フードデザイナーの蓮池陽子さんコラム一覧

ホットサンドは魔法の食べ物です。

なんてことはないサンドイッチでも、ホットサンドメーカーで温めるだけで、表面はカリッと香ばしく中はホカホカ、チーズが入っていればトロリとろける。

こんなにもおいしいものが、10分もあればできるなんて、本当に神業です。

季節問わず、パンは焼きたて、ホットサンドは熱々が美味しいものですが、殊に冬は切ったら立ち上げる湯気がたまらない。おいしい湯気は、ご馳走のひとつです。

そんなホットサンドをご紹介するレシピ本が1月17日に発売になります。

家でももちろんおいしいホットサンドですが、今回は山でも美味しく作るアイディアをたくさんいれました。なぜ山でホットサンドかというと、秋冬などの寒いシーズン(標高の高いところだと夏もだいぶ涼しい)には、ごはんを持参すると凍ってしまうんです。だから往年の山やさんたち(登山愛好者)たちはパンを持参することが多いそうなのです。パンは水分が少ない分、凍ったとしても早く解凍します。だからパンは寒い時期の山にはぴったりなのです。

そして、実は私、パンじゃなくてもホットサンドメーカーで美味しくなるものを見つけました。それがパックご飯です。山で湯煎した場合に最低でも15分かかるパックご飯が、なんとその半分以下の時間でふっくら柔らかく仕上がるのです。そればかりか、焼きそばの麺、うどん、パスタもOK!

ホットサンドメーカーは、かなり汎用性が高いのです。

料理が苦手だと思っている人にもホットサンドメーカーはとてもオススメのアイテムです。

今回のもう一つのポイントは「時間」。山では、限られた燃料の中で手早く作ることが大切なポイントですから、なるべく難しい工程を入れず、短時間で仕上がるものにしました。つまり、家庭でも簡単に作れるのです。

例えばお惣菜のきんぴらごぼうとマヨネーズ、チーズでホットサンドを作ったり、焼き鳥缶詰とししとうをサンドしたりと、思い立ったらいつでも作れるものばかりです。

買ってきたものの組み合わせだけで、とてもおいしいくできてしまうのが、ホットサンドの憎いところなのです。笑

次回から本にご紹介しきれなかったレシピをご紹介します。

 

– Information –

バウルー公認! アウトドアでホットサンド(2020年1月17日に出版予定日)

URL:https://amzn.to/37h5CwJ

 

Photo by きくちよしみ 

蓮池陽子

ライター / 蓮池 陽子

東京・雑司が谷出身。ビストロ勤務の後、料理教室で講師を務める。アウトドアで山菜や貝などの山や海の恵みを採取する中で、美味しい物の背景には“美しい自然”や“たくさんの物語”があることに開眼。現在は”食の物語を紡ぐしごと”をコンセプトにケータリング、料理教室、フードコーディネート、メニュー開発、執筆などを行う。