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コーヒースタンドを起点とした場づくりの舞台裏
2024.06.13. | 

新しい場所で生まれる懐かしい光景。 新たなコミュニティ拠点『Hintmation』オープニングイベント

赤羽駅から歩いて数分、UR賃貸住宅のヌーヴェル赤羽台(旧赤羽団地)の中に誕生した新たなコミュニティ拠点「Hintmation(ヒントメーション)」のオープニングイベントが5月18日に開催されました。今回はSWITCH STANDブランドとして初となる、団地内の店舗としてオープンしたSWITCH STAND AKABANEのコト起こしをとおして、『Hintmation』のオープニングイベントの様子をお届け。コーヒースタンドだけど、コーヒースタンドだけじゃ終わらないSWITCH STAND AKABANEは一体どんなコト起こしでHintmationと一緒にコミュニケーションスポットを生み出したのか。編集部が目にしたのは、新しい場所で生まれる懐かしい光景でした。

体験がつなぐ、コミュニケーション
みんなの笑顔があふれる場所のヒント

Hintmationがあるヌーヴェル赤羽台のエリアは、幅広い年代の入居者、東洋大学の学生や近隣の方々など多様な人が行き交っている場所。Hintmationは、近年、減少しているといわれる世代間の交流や地域活動の機会をつくる場所として、UR都市機構、東洋大学福祉社会デザイン学部、URコミュニティ、日本総合住生活の4者で共同研究を始めて生まれた“新しい拠点”なんです。

オープニングイベントでは、UR都市機構やURコミュニティのみなさんが地域住民のみなさんとクイズラリーやけん玉、縄跳びなどの外遊びで大盛り上がり。夢中になって地面にチョークで絵を描く子供たち、それを周りで見守る親の姿も見られました。参加されたご家族からは「ここで初めてあった子と一緒に絵を描いたり、遊んだりして友達ができたみたいです」といった声も。同じエリアに住んでいても、ご近所さんでも、顔はよく見かけるけど、どんな人かわからない。名前も知らない。そんな経験はありませんか?ちょっとしたきっかけで人とつながるヒントがHintmationにはありそうです。

 

共同研究のサポートという役割で共同研究パートナーとして参画するYuinchuは、団地や地域のコミュニケーションのあり方を一緒に考えて、この場にあったコト起こしも。早速オープニングイベントでも様々なコミュニケーションスポットを生み出したのが、団地の日常に溶け込むコーヒースタンド『SWITCH STAND AKABANE』。

 

コーヒースタンドがプチ縁日?
SWITCH STAND AKABANEらしい場づくり

これまでもそれぞれの地域や施設に合った店舗設計でコーヒースタンドを起点としたコト起こしをしてきたSWITCH STANDブランド。今回はブランドとして初となる団地という場での店舗展開。イベントでは、この場に相応しいコーヒースタンドとして、 SWITCH STANDらしい多様なコンテンツを提供していました。

 

コミュニケーションが生まれる場からコミュニティができるもの。でも色んな人が集まる場所に飛び込むのは勇気が必要だったりしますよね。そんな時にカフェの空間やコーヒーが意外とそのハードルをさげてくれたりしませんか?コーヒースタンドでは華やかに彩られた店内で、一杯ずつ丁寧にドリンクを提供。

 

お店の外にはヨーヨー釣りやスーパーボールすくいなどプチ縁日コーナーが出現。さらに、みんなで楽しめるお餅つき!つきたてのお餅で大福づくり!これでもかと言わんばかりのSWITCH STANDらしさで、Hintmationのイベントをバックアップ。コミュニケーションの接点がどんどん生まれています。

 

ドリンクだけでなく、遊び心をくすぐる場づくりでお客さんとコミュニケーションをとるスタッフのみなさんの姿。新しい場が生み出す、どこか懐かしい光景には参加したみなさんの笑顔が溢れていました。今後コーヒースタンドが団地や地域の中でコミュニケーションを起こす装置として、どんな風に機能していくのかが楽しみです。

 

団地内の菜園「SWITCH STAND FARM」
supported by FARM SPOT

これだけでは終わらないのがSWITCH STAND。イベント会場のHintomationを抜けて、子供たちの声が響き渡る広場へ行ってみると、何やら畑で作業をしている人たちが。お話を聞くと「SWITCH STAND FARM」という団地内の菜園を準備中。手際よく苗を植えて着々と準備を進めるのは、Mo:take MAGAZINEで以前、取材に応じてくれたDOJOYラボの皆さんでした。この菜園は、コンポストを起点とした場づくりの新しいアプローチで、コミュニケーションをデザインするプロジェクト『FARM SPOT』のサポートで進められています。この日は10種類ほどのお野菜やハーブを植えたそうです。「夏前には、緑が生い茂ってまた違った景色になりますよ」とみなさん。畑で季節を感じるというのも一つの楽しみになりそうですね。

 

Hintmation内のプチマルシェで少し落ち着いた時の様子です。DOJOYラボのみなさんが生産した新鮮な有機野菜は、終了予定の時刻を過ぎても求める人が多く大人気でした。

 

こちらはカートで移動できるコンポストツールを運ぶDOJOYラボの愛敬さん。SWITCH STAND
FARMでできたお野菜は、コーヒースタンドで使用し、そこで出たお野菜のクズなどをこのコンポストツールで堆肥にする。そしてその堆肥を使ってまた畑で野菜を作って、お店で使って・・・という小さな循環を起こしていくことを目指しているとのこと。このあたりの詳細は、またFARM SPOTへの取材で詳しくお届けしたいと思います。

 

なんでもない日に、世界が広がるきっかけを。
くらしをもっとたのしむ風景を

清々しい天気の中で開催されたHintmationのイベントは無事に終了。夕方にこのあたり一帯をつつむ夕日のしたで、子供たちが地面に描いた絵をブラシで丁寧に落とすUR都市機構やURコミュニティのみなさんの姿。片付けをするHintmation、SWITCH STANDのみなさん。疲れた顔を見せるどころか、笑顔で手際よく作業をしながら「次はこうしたいよね」「こうした方がもっとよかったよね」とプチミーティングを始める人も。“いつもは通り過ぎてるご近所だって 視点が変われば、きっとワクワクできるはず。” そんな想いから生まれたという「Hintmation」のオープニングイベントは、なんでもない日を楽しい思い出に変えてくれる素敵なイベントでした。

 

– Information –

Hintmation(ヒントメーション)

SWITCH STAND AKABANE
東京都北区赤羽台2-1
ヌーヴェル赤羽台15号棟1階
営業時間 :10:30〜18:00
※定休日:日・月・祝日

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ライター / Mo:take MAGAZINE 編集部

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