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MotherRingサポーターさんのレシピ帖
2023.07.11. | 

[vol.20]家事の主力はおとうさん。在宅勤務中のコミュニケーションスタイル:MotherRingサポーターさんのレシピ帖

「産後ドゥーラ」をご存知ですか。産前産後の家庭を訪問し、育児や家事のサポートを行う専門家です。赤ちゃんを迎えたばかりの家庭は慣れないことばかり。特に毎日の食事づくりは大変ですが、産後こそ母体を身体を労わるごはんが食べたいもの。産後ドゥーラが訪問してつくる温かいごはんが、そんな産後の家庭を支えています。訪問先で日々料理をしながら気づいたことを、産後ドゥーラの有福香織さんとひらつかけいこさんがリレー形式で綴ります。

 

こんにちは!MotherRingサポーターのひらつかけいこです。

時々、「ひらつかさんには産後いつまで来てもらえるんですか?」とご質問いただくことがあります。サポーターによっても違いますが、私の場合は産後直後に限らず、子育て中のご家庭にも伺って家事サポートを行う場合があります。

また、家事そのものはやればできてしまう、という場合でも、訪問時、家事の合間にちょっとした悩みを伺ったり、お子さんの成長を共に喜んだりすることが、「気持ちの支えになっている」との嬉しい声をいただくことも。

今回ご紹介するAさん宅も、いま、子育て真っ最中。オフィス勤務中心のおかあさん、在宅勤務の多いおとうさん、2歳のお子さんの3人家族です。

家にいる時間の長いおとうさんが、おかあさんとお子さんの食の好みを考えながら、普段から、献立のみならず普段から食材のお買い物、お料理も担当していらっしゃいます。

この日は、2歳のお子さんのお絵描きに使っている小さなホワイトボードが伝言板として大活躍。ボードには、献立リクエストと、優先して使ってほしい食材が記入されていました。

 

献立リクエストは、
・カレイ煮付
・牛丼
・アスパラ、トマト、さつまいも
・煮卵
・豆腐の中華スープ

とのこと。基本的におとうさんは在宅されているので、いままでも口頭で伝えてくださったり、メモ用紙に書いてくださっていましたが、B5サイズくらいの大きさの伝言板は使い勝手がとても良い感じです。

 

ご希望以外にも、冷蔵庫内にある他の食材もふんだんに使って追加でお作りししました。作ったのはこんなメニューです。

・後混ぜピラフの素(アスパラ、コーン、ウインナー)
・湯むきトマトのお出汁和え
・さつまいものみりん煮
・ブロッコリーの白和え
・豚肉のチーズ巻き

おかあさんは仕事に行かれる際、このおかずをお弁当に詰めて持っていかれるので、そのことも意識しつつ仕上げていきます。

 

この日のお夕飯は、お子さんとおとうさんが一緒に召し上がられるということで、ワンプレートに盛りつけて食卓にお出ししました。

ホワイトボードに書いたり、メモ用紙に書いたりとひと手間かけてお伝えくださるのは、献立が大方決まっている方が悩む時間も少なくて済むし手早くできるだろう、という配慮もあると思います。

「好きな味にしてくれてるね」
「ひらつかさんが来られる日は、子どもがよく食べるのでうれしい」など、
ご夫婦の間で交わされた会話をお伝えくださいます。

家族の中だけじゃなく、そのまわりにいるかかわる人たちのことまで慮って言葉にしてくださるそのお気持ちは、決して「あたりまえ」のことではないと思います。
ケアしているようで、実は訪問している私自身がケアされていることに気づく瞬間でもあります。

「ご家族の毎日が、すこやかでありますよう」
ささやかだけどそんな思いを込めて、私は日々ごはんをお作りしているだけとも言えますね。

 

 

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ライター / 編集部 MotherRing

産前産後の家庭とサポーターをつなぐサイト「MotherRIng」の編集部です。 Mo:takeマガジンでは、サポーターさんから聞いた食のアイディアなど、家庭のごはんにまつわる様々な情報をお届けします。

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文脈や背景を知ることで、その時、その場所は、より豊かになるはず。

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あらゆる食の体験と可能性をきりひらいていきます。

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