オフィスでのコーヒータイムにぴったり。「さつまいも&バターのマフィン」
上に乗った大きな安納芋が目を惹く「さつまいも&バターのマフィン」。一口かじるとバターの香りとさつまいもの素朴な甘さが口いっぱいに広がります。安納芋の部分には後がけの蜜がとろ〜り。異なる種類の甘さが絶妙なバランスです。コーヒーとの相性もよく、多忙な仕事の合間にほっこり幸せな気持ちになれそうです。さつまいもとオートミールを使用していて食物繊維が豊富なのも、食事バランスに配慮したいワーカーには嬉しいポイントです。
このおいしいマフィンは、足繁くお店を訪れるファンの声から生まれました。そこにはいったいどんなやりとりがあったのでしょうか。
好きなカフェでの会話から商品が生まれる。「こんなことってあるんだねって同僚にも言われました」
「the SOHO」にオフィスを構えるエヴァンリード株式会社にお勤めの元木はるかさんは、以前からSWITCH STAND ODAIBAをよく利用してくださっています。
元木さんがSWITCH STAND ODAIBAを利用するのは主に夕方のカフェタイム。「気分転換がてら1階に降りて、マフィンを買うのが出勤日の楽しみなんです」とのこと。SWITCH STAND ODAIBAには、期間限定商品を含め何種類かのマフィンが登場していますが、それらをほとんど制覇しているほどのファンなのだそうです。
「よく行くので、スタッフのみなさんに声をかけていただくんです。『いつもありがとうございます!』『こちらこそ、いただきます』なんていう会話から始まって、ちょっとずつお話するようになって。」と元木さん。さつまいものマフィンも、そんなやりとりの中から生まれたのだとか。
「最初は、『お店に出ているマフィンの中でどれが好きですか?』といった軽い会話から、『実はいま新商品の開発をしていて、もし良かったら元木さんのご意見を聞かせてもらえませんか?』と言っていただいて。わたしは本当にマフィンの一ファンなので、自分の『食べてみたいな』という欲望をお伝えしました(笑)。」
自分のアイデアが実際の商品になって、どんな風に感じたのでしょうか。
「販売初日に一番にいただきました!本当においしくて、その後も職場の人に『また食べてる!』と驚かれるほどリピートしています。職場の人数分買って、『おいしいから食べてみて!』と配ったりもしてます(笑)」
今回の開発に関わった話を職場の仲間にしてみると、
「そういうことってあるんだね、すごいね、と言われました。ちゃんと作っている人の顔が見えて、今こういうものを作っているんですとお話を聞けたりすることが、訪れる側としても嬉しいですね。こういうオフィスでこういうカフェだからこそ、生まれる出会いがあるんだなと思っています。」
お客さんとのコミュニケーションが生まれる仕掛けをつくる
開店から9ヶ月が経ち、SWITCH STAND ODAIBAには、元木さんのようなお客さんとの関わりが少しずつ生まれ始めています。
「オープン当初から、ここを起点として何か新しいことが生まれるような『コト起こし』と、お客様との接点づくりを大切にしています。」と話すのは、管理栄養士でもあるカフェスタッフの黒木真海さんです。
「『コト起こし』の一環として、来てくださるお客さんと一緒にメニュー開発したいね、という話が出た時に、真っ先に浮かんだのが元木さんだったんです。マフィンが焼き上がるのに合わせて毎日のように来てくださる元木さんとぜひご一緒したいと思ってお声がけしました。」と、黒木さんはマフィンの開発を振り返ります。
「the SOHO」全体の社員食堂のような役割を担うSWITCH STAND ODAIBA。混み合うランチタイムだけではコミュニケーションの接点が作りにくいと、15時以降のカフェタイム、さらに11月からは毎週金曜の夜に「角打ち(カクウチ)」ならぬ「カドウチ」をオープン。スタッフとお客さんが気軽に会話し、軽く一息つけるような仕掛けがまた1つ増えました。
「『the SOHO』の入居者さんには、これからもっとカドウチや商品開発に関わっていただけたらと思っています。楽しみながら、新しいコトがどんどん生まれていく場所でありたいですね」(黒木さん)。
– Information –
SWITCH STAND ODAIBA
〒135-0064 東京都江東区青海2-7-4 the SOHO 1F
営業時間:11:00 – 17:00(カドウチ:毎週金曜日17:00~20:00)