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コーヒースタンドを起点とした場づくりの舞台裏
2024.05.29. | 

[Vol.1]栄養学にもとづく手作りごはんBuddy FOODで愛犬の健康を 「Buddy FOOD Cafe」5/31まで初台に期間限定オープン!

SWITCH STAND HATSUDAIが愛犬の健康習慣を食で支える「Buddycare」と5月31日まで開催しているコラボカフェ『Buddy FOOD Cafe』(バディフードカフェ)。通常はオンライン購入や動物病院での試食会など、限られた場所でしか体験できなかったBuddy FOODが気軽に楽しめる場としてお客様をお迎えしています。Buddy FOODが初めてという方も、試してみたかったという方にも、知れば知るほどオススメしたくなるBuddy FOOD。初日に取材で足を運んだ編集部は、愛犬サクラと一緒に店舗で取材に応じてくれたBuddycare COO・長井聖司さん、本社を構える鹿児島からリモートで愛犬のロッティと一緒に取材に応じてくれたBuddycare CEO・原田和寿さんに、Buddy FOODについてお話をうかがいました。

栄養バランス、安全性、透明性への徹底的なこだわり
Buddy FOODは自然食材を生かした手作りごはん

Buddy FOODの誕生には様々なエピソードが。開発に向けての最初の難関は、犬の栄養学を専門とする獣医師を見つけること。日本の獣医大学では栄養学に特化したコースがない現状があるそうで、犬の栄養学に詳しい獣医師を見つけるのがとても困難だったといいます。多くの試行錯誤を経て「獣医栄養学に基づいた手づくり食のレシピ」を設計するDC one dishとの協力関係を築いたことで開発がスタート。愛犬用のご飯に必要な栄養素の基準を満たすための想像以上に大変な道のり。それでも諦めずに、鹿児島で食品の開発を手掛けるアトスフーズの協力も経て誕生したBuddy FOOD。そんなBuddy FOODの誕生のきっかけやこだわりについてお話を伺いました。

 

長井さん:従来のドッグフードは、人が犬を飼いやすくするために生まれたという歴史的背景があります。人の都合や便利さを追い求めた結果、安価に作る、そして常温で長持ちさせるということが重視される傾向がありました。そのために、粗悪な食材を使う、加工を強く入れる、防腐剤等の薬剤を入れる、そして加工が強く入ると美味しくないため、食べてもらうように油や香料を吹き付けて、なんとか食べられるように作られているものも多いのです。その結果出来上がっているドッグフードを、私は自分の口に入れるのに抵抗があります。抵抗を感じる理由は、食材や加工の安全性、品質、風味などですが、ある日、いずれも犬の健康的な食事にも重要な点だと気付きました。少なくとも私はそういう既存のドッグフードを食べている自分の愛犬を見て、「人が絶対食べたくないものを食べさせられてかわいそう」と思ったんです。

そういった従来のドッグフードに対するアンチテーゼから、バディフードは誕生し「なによりも愛犬のため」に、犬にとって本当に良いものは何かを考え抜いてきました。バディフードは、自然食材を使用し、食材本来の味や香りを失わないように必要最小限の加工で作られた手作りごはんです。犬用ごはんには40種類もの栄養素の基準を満たす必要がありますが、これを自然食材を中心に過度な調理をせずに満たすのは非常に大変でした。必要な食材を安定的に調達できる生産者を探し、愛犬が消化しやすいように調理条件を変えて試作を繰り返す、こうした努力の結果、バディフードは完成しました。フレッシュフードとして、栄養バランス、安全性、透明性には徹底的にこだわっているし、じっくり見ていただければそのこだわりを色々なところで感じていただけると思います。

 

成犬・シニア犬専用の フレッシュフードで豊富なメニュー
全国1300もの動物病院とも提携

−−栄養バランス、安全性、透明性はご家族も安心できる大きなポイントですね。こだわりや強み、特徴について詳しく教えてください。

長井さん:バディフードは徹底的に「食品である」ことに加えて、栄養バランスにおいても、重要なこだわりがあります。人間と同じ様に、愛犬たちも、仔犬(成長期)と、成犬・シニア犬(維持期)では、必要な栄養素量は異なります。 バディフードが準拠しているのは、世界的な愛犬用栄養基準であるAAFCO※1です。AAFCOでは、成長期用と維持期用(成犬・シニア犬)という2つの基準を定めています。日本ではまだフレッシュフードの歴史が浅く、オールステージ※2のものがほとんどですが、オールステージ食はざっくり言えば、多くの栄養素を必要とする成長期の犬の必要栄養素量に合わせて作られるフードです。その結果、オールステージ食を成犬・シニア犬が食べ続けた場合、一例として、基準に対して約3倍のカルシウムやリンを常に摂取することになります。バディフードはしっかりと成犬・シニア犬の基準に合わせて栄養設計をおこなっていますので、成犬・シニア犬は安心して召し上がって頂けると自負しています。この様に、栄養学的なエビデンスや基準を徹底的に準拠する、というのが、バディフードのこだわりですね。

バディフードの強みや特徴は、年齢ステージに合わせた栄養バランス設計、フレッシュフードでは圧倒的に豊富な9種の総合栄養食メニュー数、また、世界初の機能性フレッシュフード、そしてフレッシュフードNo.1の1300の動物病院との提携といった点があげられます。年齢ステージに合わせた栄養設計については今申し上げたとおりですが、種類が多ければ、アレルゲンを回避することもできるし、色々な食事をローテーションして飽きずに長く楽しめる食事になります。また機能性フレッシュフードは、低脂質や腎臓サポートなど、食事制限の必要な愛犬も楽しめるフードを作りたいとの想いから生まれたメニューです。動物病院との提携は、こうした我々のこだわりや栄養バランスに対する考えをご理解いただいていることで拡大に繋がっていると思っています。

 

※1:AAFCOは、ペットフードの栄養基準(ライフステージ別の総合栄養食の基準)、ラベル表示のルールなどに関するガイドラインを設定しているアメリカの団体)
※2:成長期に合わせて作ることで、維持期も同時に満たす、という考え方

 

−−獣医師さんも愛犬の健康を考えるうえで、やはり食事を重要視しているのでしょうか?

原田さん:食事が健康に影響を与えるということについては、ほとんどの獣医師さんで当然のこととして認知されていると思います。健康維持には栄養バランスが重要ですし、獣医師さんも、療法食と呼ばれる薬のような食事を処方することもありますので。ただ、私たちが動物病院さんに紹介を始めた当初、バディフードの知名度は高くない状態でしたので、一件一件動物病院を回り、健康なうちからバディフードのような良い食事を摂ることの重要性について納得していただき、提携に結び付いた病院も多かったです。特に米国など海外の動向に詳しかったり、また先進的なお考えの先生ほど、バディフードにご興味を持っていただくケースが多いと思います。

病院から紹介していただいたご利用者さんから、「ごはんを食べなくて衰弱していた子が、バディフードなら食べるようになって活力を取り戻した」「バディフードを食べていて体調や数値が改善した」といったお声をいただくことは多く、そういったお声は病院さんにフィードバックさせていただいていますので、少しずつ、病院さんの方でもこのような食事の良さを感じていただくことは増えているのではと感じています。

 

−−すでに愛用されているご家族の感想などはいかがでしょうか?そのような声が寄せられていますか?

原田さん:お客様からの直接的なお声として、明らかにごはんを楽しみにするようになった、便の状態が改善した、元気になった・運動するようになった、毛並みが改善した、こういったことは体験談として非常に多くのお声をいただいています。ただ、私たちは科学的エビデンスにこだわる会社ですので、もっとエビデンスを蓄積して、十分にエビデンスが得られたタイミングでは、効果として発表していきたいと思います。まだまだエビデンスを集めているところではありますが、私たちのバディフードを食べて愛犬の良い変化を実感した、といったお声は、当社ウェブサイトのお客様レビューや、当社が会員様向けに定期発行しているニュースでも定期的に取り上げさせていただいています。是非覗いてみていただけると嬉しいです。

 

−−Buddy FOOD Cafeへお越しの皆さんへメッセージをお願いします。

今回のBuddy FOOD Cafeは、気軽にバディフードをお試しいただける良い機会なのではないかと考えています。是非これを機会に、バディフードという商品のこだわりを知っていただき、良さを体感、そして共感していただける方が一人でも増えれたら嬉しいです。

また今回、初台の動物病院 日本動物医療センターグループ本院にも、告知等サポートをしていただいておりますので、初台近辺の皆様には、是非日本動物医療センターさんにもお越しいただければと思います。

 

次回は、この記事に収まりきらなかったBuddycareやBuddy FOODへの想いについてお届けします。

 

– Information –
コラボカフェ:Buddy FOOD Cafe(5/31まで)
SWITCH STAND HATSUDAI
東京都渋谷区初台1丁目51−1 初台センタービル1階 TEL:080-4619-1192
<平日>10:00〜18:00

Buddycare (バディケア)
Buddy FOOD(バディフード)
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ライター / Mo:take MAGAZINE 編集部

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