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コーヒースタンドを起点とした場づくりの舞台裏
2021.11.11. | 

[Vol.1]コーヒースタンドを通して目指す場所:コーヒースタンドを起点に場づくりを行う人たち

「自分のやりたいことやつくりたいものを表現できる場がほしい」。そんな声に対し、コーヒースタンドを起点にした場づくりで応えるのが、株式会社Yuinchuが運営するサービス「HYPHEN TOKYO」です。本コラムでは、HYPHEN TOKYOの日々の活動や、その内側にある思いをご紹介します。

コーヒースタンドを起点とした表現の場をつくる

まずはじめに、HYPHEN TOKYOがどんな場所をつくろうとしているのか、また、私たちが目指す未来についてお話させてください。

場づくりの手法が数多くある中で、HYPHEN TOKYOではコーヒースタンドを起点とした表現の場をつくっています。そして、場をつくる人、場を使う人双方にとっての “表現の場” を様々な地域に広げていきたいと考えています。

” 表現の場 ” を言い換えるなら、それはヒト / モノ / コトの接点となる場所のことです。

何かを表現できたとして、それを届ける接点[=コミュニケーション]がないと仕方がありません。

コーヒースタンドを起点として、接点をつくっているとも言えます。

そして、私たちは何を、なぜ実現したいのか。

個性や誰かの「 やりたい!」が詰まった場所をたくさんつくりたい。
その想いに伴走したい。
なぜなら、”そこにしかない価値” を提供してくれる場所がたくさんあると、日常がまた少し楽しくなる気がするからです。

「 何でコーヒースタンドを起点にするの? 」

「なぜコーヒースタンドなんですか?」。常々いただくご質問ですが、私たちの答えは明確です。

オフラインで表現の場 / 接点をつくり、体験の価値最大化を図るためには、人々の ”日常” に近いコーヒースタンドで行うのが最適だと考えているからです。

もう少し具体的に考えてみます。

● 複数の目的が潜むことが多い
友達とお茶をする”ため”、仕事をする”ため” など、その場自体とは異なる目的で来る人が多いので、接点をつくりやすく、” 表現の場 “として稼働しやすい。
= 沢山の目的が潜んでいるので、偶発的なタッチポイントを作りやすい

● 常にヒトが動いている
ギャラリーやポップアップスペースと比較すると、 “常連のお客様” という概念があるように、常にヒトが動いています。
日々営業していることも、表現の場 / 接点 として成立するために重要な要素です。
※ もちろんギャラリーやポップアップスペースにも常連の方もいらっしゃるので、あくまで比較として。
= 常連のお客様の存在

● 食という新たな表現に落とし込みやすい
表現の手段として、ドリンクやフードといった “食コンテンツ” に落とし込みやすい。食は生活の必須項目で、コンテンツとして日常にとても近いものだからこそ、思いがけない発見や体験を提供することができる。
= 人々のライフスタイルの中に “表現” を仕掛けやすい

つくっているのは飲食店ではなく、表現の場。

表現の場/接点として成立させ、価値を最大化させるためには、コーヒースタンドという主軸がしっかりしているほど、その他の取り組みやコラボの輝きが増すのも事実。だから、コーヒースタンドの立ち上げや運営にも伴走しています。

カフェやコーヒースタンドの一部を表現の場にするという感覚ではなく、表現の場として成立させ、価値を最大化させるためにコーヒースタンドをやっている、と言った方がしっくりくるのかもしれません。

私たちのやっていることは、ご覧になる方によって理解や認識の仕方が幅広いものになるのかなと思います。ただ、「 伝えたい想いがあって、届けるために接点をつくりたい。」と考えている皆様のお力になれるご用意はしています。

HYPHEN[ハイフン ]という名前は、集う人々を中心に、ひとつひとつの商品、行われる事、そしてその全てを包み込む空間の要素それぞれをつなぐことで、ごく自然にその場に “意味” を生み出していく、というコンセプトが由来になっています。

そして私たちは、ハイフンという記号と同様に、あらゆるモノを “つなぐ” 機能として社会に貢献していきたいと考えています。

漠然とでも、今、「 面白い場所をつくりたい。」「 こんなことやりたいんだけど、どうやって接点をつくれば良いのか…。」と思うことはありませんか?
その課題感の先に HYPHEN TOKYO という選択肢をご検討いただければ、とても嬉しいです。

– Information –

HYPHEN TOKYO
WEB:https://hyphen-tokyo.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/hyphen_tokyo/

ライター / Mo:take MAGAZINE 編集部

モッテイクマガジンでは、イベントのレポートや新しい食のたのしみ方のアイデアを発信します。そして、生産者、料理人、生活者の想いをていねいにつないでいきます。 みんなとともに考えながら、さまざまな場所へ。あらゆる食の体験と可能性をきりひらいていきます。

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