SWITCH STANDとはなんなのか?
今回はHYPHEN TOKYOがご提供する「SWITCH STAND」のお話です。
SWITCH STANDは、既存の飲食設備(居抜き物件など)を新たな表現の場として最短で再始動できる仕組みをご提供しています。既存の飲食設備を使った次の一手を模索している個人や法人のみなさまに活用していただける、「場の再生装置」です。
たとえば過去にはこんな導入事例があります。
汐留駅から徒歩1分。
ポップアップストア、大画面のプロジェクタースクリーンを活用してセミナーやオフサイトミーティング、ネットワーク環境も整備されているのでウェビナーや配信イベントにも利用可能。
商業ディベロッパーさまをパートナーに、「空き区画を活用したい」「働き方や生活スタイルの変化に対応できるような、新たな機能を加えたい」といった目的で導入いただきました。
一般的にはスクラップアンドビルドが主流の商業施設・オフィスビル内テナントスペースにおいて、テナント撤退後の既存アセットを有効活用することで、初期コストの削減、リニューアル期間の短縮を実現し、より低リスクでの空き区画の運用再開が可能となりました。
SWITCH STANDが生まれた背景
コーヒースタンドを起点とした表現の場をつくっているHYPHEN TOKYO。クライアントさまの伝えたい想いやコンセプトをもとに、カフェやコーヒースタンドの開業 ・運営サポートというかたちで伴走をさせていただいています。
HYPHEN TOKYOを通じて常々思っていたのが
「もっと表現の場をつくるためのハードルを下げられないか。」
ということ。もちろん表現の場は容易につくれるものではありませんが、それにしても、予算面での調整や人的なリソースが足りなければ元も子もありません。実際、開業までのリードタイムについて少なからず議題にあがることを実感していました。また、実際に「居抜き物件のような既存の飲食設備を活用して何かできないか」という声もよくいただくのです。
重心の置き所が違うんじゃないか?と一瞬感じてしまいそうですが、考えてみれば、「伝えたい想いがあるから場づくりをしたい人」と「場づくりを通して新しい価値を生み出したい人 」は、順番が違うだけで、熱量は同じです。
「既存のものを活用して何かできないか」という言葉の裏には、新しい何かを追い求めたいといった意志があるように感じました。
そこで生まれたのが、”その場を表現の場にスイッチする機能” 、SWITCH STAND でした。
表現の場をつくることが、表現への障壁になってはならないと思います。
場づくりはあくまで手段でしかありません。表現をしたい人々に対して、その時に応じた最適解を持って伴走していく。私たちが何よりも心掛けていることです。
その最適解を導き出す上で、ベースとなる仕組みがSWITCH STANDなのです。
接点から概念を構築する。
表現の場のつくり方は、基本的にコンセプトや概念を決めてから場を構築していくのが主流だと思います。
それに対して、SWITCH STANDは接点から概念を構築していきます。概念から接点を構築していく既存の場づくりとは逆のフローを進むわけです。
SWITCH STAND 展開の先に。
概念ファーストなのか接点ファーストなのか。実は、場づくりの動機のどこに比重があるのかについては、それほど重要なことではないと考えています。
まずは接点創りに重きを置き、目に見えない空気を醸成することでコア部分 / 概念を構築していく。その場の輪郭から先に創ることで稼働スピードを上げていく。それがSWITCH STANDです。
市場の変化のスピード感が増している昨今、生活者のニーズの多様化も相まって、何が正解なのかは走り出さないと分かりません。そんな今の場づくりにおいて、私たちはずっと、”その場の概念は皆様とつくりあげるもの” という指針を大切にしています。
表現の場をつくることが、表現への障壁にならないように。私たちは SWITCH STAND という機能を持って、誰かの「やりたい!」を実現させるために邁進しています。
– Information –
SWITCH STAND SHIODOME
WEB:https://goblinspace.jp/space/switchstand-shiodome/
HYPHEN TOKYO
WEB:https://hyphen-tokyo.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/hyphen_tokyo/