2022.01.06. | 

[第5回]表現の場のつくり方 / 使い方 [使い方編]:コーヒースタンドを起点に場づくりを行う人たち

「自分のやりたいことやつくりたいものを表現できる場がほしい」。そんな声に対し、コーヒースタンドを起点にした場づくりで応えるのが、株式会社Yuinchuが運営するサービス「HYPHEN TOKYO」です。本コラムでは、HYPHEN TOKYOの日々の活動や、その内側にある思いをご紹介します。

HYPHEN TOKYOは、表現の場をどう使っているのか?

今日のお話は、「表現の場の使い方」。HYPHEN TOKYO流「表現の場を使う方法」にフォーカスしてお届けします。
以前の記事でもお伝えしたように、HYPHEN TOKYOは、コーヒースタンドを起点とした表現の場をつくっています。つくった場は、実際どんな風に使われているのでしょうか。
HYPHEN TOKYOの直営店であるOPEN NAKAMEFUROでの事例をご紹介しましょう。

 

“開かれた”場所をどう使うか。「OPEN NAKAMEGURO」の場合

中目黒にある「OPEN NAKAMEGURO」のコンセプトは、『開かれた場所』です。中目黒という街にも、この場を活用して表現をしたい人にとっても、開かれた場所をつくりたいという思いから誕生しました。
いつもと同じコーヒースタンドがそこにあって、時としてプロモーションスポットになり、展示会場や撮影スタジオにもなる。OPEN NAKAMEGUROでは、そんな「変わらないもの「と「変わっていくもの」が共存する空間を軸に、ここにしかない価値を生み出していきたいと思っています。
そんな風に“開かれた”場所であるOPEN NAKAMEGUROを私たちはどんな風に使ってきたのか、事例をご紹介します。

 

地域の魅力を食で表現し、つながりのきっかけをつくる

長野県・信州⼋ヶ岳⾼原で収穫された生とうもろこしから作った「もろこしシェイク」(写真左)を期間限定商品として販売しました。シェイク1本にとうもろこし1本以上が使われた、とても濃厚なドリンクです。
写真右は、“世界一おいしい忍者メシ” 「伊賀ライスムージー」。忍者が携帯していたという、どこでもすぐに食べられて栄養価の高い「兵糧(ひょうろう)丸」から発想を得たドリンクです。三重県・伊賀産の甘味あるもち米を牛乳で炊き上げ、キビ砂糖をブレンドしたこのスムージー、柔らかいおもちのようなのどごしが特徴です。
こんな風に食材の本来の美味しさを引き出したメニューを生み出して提供することで、OPEN NAKAMEGUROを、地域の魅力を知り、地域とつながるきっかけを作る場として使っていただいています。

 

職人技✖️コーヒーの掛け合わせで生まれた新しい和菓子

その道の職人さんと一緒に新しい商品を開発する場としても、OPEN NAKAMEGUROは機能しています。写真は、和菓子屋「梅香亭」3代目 長沼輪多さんと作った新しいどら焼きです。あんことバタークリーム、それにぎゅうひ餅を生地にはさむことで、「和菓子に抹茶があるのと同じように、どら焼きとコーヒーを二つで一つの関係にしたかった」という長沼さんの思いを形にしました。

 

アーティスト×カフェの可能性を広げる

OPEN NAKAMEGUROでは、「ON THE / CUP」というアーティストやクリエイターとのコラボレーション企画も行っています。ジョインするのは、イラストレーターやファッションブランドなど自分たちの思いをアートに落とし込み、表現の世界を広げている人たち。「ON THE / CUP」では、カフェで提供されるカップに貼られているステッカーをキャンバスに、アーティストたちがその場のコンセプトを紐解き、それぞれの視点で新しい “表現”を創ることで、カフェに非日常の楽しさを演出しています。

 

ポップアップ開催で新しい表現が次々生まれる場を

OPEN NAKAMEGUROでは、毎月、ポップアップイベント『hello, popup』を開催しています。準備段階から一緒に考え、作り上げていくことで、カフェの良さを取り入れながらブランドの魅力を多くの人に知ってもらえる場をつくっています。
OPEN NAKAMEGUROは、コンセプトの『開かれた場所』を表現するために、常識や枠にとらわれない表現のかたちをいろいろな人と創っていきたいと考えています。

 

その瞬間の「最適解」に、どうアプローチするか

表現のかたちはさまざまです。
・新しいお客さんにカフェのことを知ってもらうためのコラボ
・本格展開前に行うターゲットの明確化/計画立案のためのテストマーケ
・認知拡大/購買促進/市場調査のためのサンプリング
・顧客体験/ブランディングを目的としたポップアップなど
こんな風にやりたいことがはっきり見えている場合は、思いを丁寧に汲み取ったうえで、期待以上の効果が生み出せるように伴走させていただいています。
もし、まだ目的が漠然としている場合、例えば「動かなければいけないけれど、何から始めればいいのかわからない」というご相談にも、まずは話をお聞きするところから課題の可視化・抽出、また予算に応じた提案をさせていただきます。直営店だけでなく、サポートをしている店舗のご紹介も可能です。
まずはお気軽にお店へ遊びに来てみてください。未来についてお話しましょう。「場づくりを始めたい」。そんな思いをもつ人たちを、私たちは全力で応援しています。

 

– Information –

HYPHEN TOKYO
WEB:https://hyphen-tokyo.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/hyphen_tokyo/

ライター / たかなし まき

愛媛県出身。業界新聞社、編集プロダクション、美容出版社を経てフリーランスへ。人の話を聴いて、文章にする仕事のおもしろみ、責任を感じながら活動中。散歩から旅、仕事、料理までいろいろな世界で新しい発見をすること、わくわくすること、伝えることが好き。