SERIES
MotherRingサポーターさんのレシピ帖
2022.03.17. | 

[Vol.8]子どもと一緒に楽しくつくる「肉団子スープ」:MotherRingサポーターさんのレシピ帖

地味だけれど、口にするとほっとする。シンプルな味で飽きることなく、身体にも優しい。

「おうちご飯」には、外食とは違う魅力がたくさんあります。
そんな「おうちご飯」のレシピを、「MotherRingサポーター(マザーリングサポーター。以下、MRサポーター)」のみなさんに伺いました。

MRサポーターは、産前産後の家庭で家事(料理、洗濯、掃除)、育児、母親のケアを行うプロのサポーターさんです。
産前産後のような、家庭が目まぐるしく変化するときにもほっとしたり、喜ばれる。
そんなとっておきレシピを教えていただきました。

「家に来て料理をしてくれる」。MRサポーターの料理が、食への興味のきっかけに

第二子以降の出産で悩みの種が、「上の子のご飯問題」。大人は買ってきた物でもいいけど、子どもにはきちんと料理したものを食べさせてあげたい。そう思うご家庭も多いのではないでしょうか。

MotherRingサポーターへのご依頼の中でも、子どものためのご飯づくりは人気です。中でも、「野菜ぎらいの子が、なぜかサポーターさんのつくった料理だと食べるんです!」というお声をいただくことが多いよう。その秘密を探るべく、MRサポーターの奈良雅子さんに、お子さんの喜ぶとっておきレシピを伺いました。

神奈川県相模原市在住の奈良雅子さんは、看護師経験をもつナーシングドゥーラ。豊富な経験と温かい人柄で産後のお母さんたちの信頼も厚いサポーターさんです。

 

野菜の旨みをじんわり引き出す、肉団子スープ

奈良さんはよく、訪問先のお子さんに声をかけて一緒に料理を手伝ってもらうのだそう。

「おむすびを一緒ににぎってもらったり、野菜をお水で洗ってもらったり。お子さんの年齢によっては包丁やピーラーを使って野菜を切ったり皮をむいたりしてもらったりもします。子どもは台所が好き。本物の道具を使うこともうれしいんですよね」と奈良さん。

そんなレシピのひとつ、子どもが一緒につくれる肉団子スープを教えていただきました。

 

<材料>

ひき肉(鶏肉、豚肉、合い挽きなどなんでも)
玉ねぎや椎茸の軸、れんこんなど
片栗粉(少量)

冷蔵庫に入っている野菜類
スープの素、みそ、豆乳など

 

<つくり方>

1.スープに入れる野菜を食べやすい大きさに切る
2.玉ねぎや椎茸の軸、れんこんはみじん切りにして、ひき肉とよく混ぜる
3.2をまるめて団子にする
4.野菜を鍋に入れ、水をひたひたに入れて煮る。
5.野菜に火が通ったら、肉団子を入れる。
6.肉団子に火が通ったら、水を鍋8分目ぐらいに増やす。
7.沸騰したら、スープの素や味噌、豆乳などで味を整える。

 

「味付けはなんでも合うのでその時のお好みで。スパイスがたくさんあるご家庭では、トマトとクミンを入れてモロッコ風にしたりもしますよ」と奈良さん。

訪問先の冷蔵庫にひき肉があると、奈良さんは必ずといっていいほど肉団子スープをご提案するのだそう。

「冷蔵庫の中の余った野菜を消化できますし、スープを煮ている時間は少し手も空くので、赤ちゃんの様子をみたり、お母さんとお話したりする時間が取れるんです。」

他のサポートのことも考えて、「料理の時間はできるだけ短く」が奈良さんのモットー。少なめの水で具材を煮てから水を足すのも、時短の工夫です。

子ども心に面白そうな行程があるのも大きなポイントです。

「野菜を切ったり、肉団子を丸めたりは、小さい子もやりたい!って言います。よく手を洗って、やり方を見せてあげながら、一緒に丸めています。

『うちの子は野菜嫌いなのに奈良さんとつくった肉団子スープはおかわりして食べるんですよ!』と言っていただくことが多いです。自分がつくったと思うとやっぱりうれしいし、美味しく感じるんでしょうね。」

ライター / 編集部 MotherRing

産前産後の家庭とサポーターをつなぐサイト「MotherRIng」の編集部です。 Mo:takeマガジンでは、サポーターさんから聞いた食のアイディアなど、家庭のごはんにまつわる様々な情報をお届けします。

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