stadiumsとHYPHEN TOKYO、Mo:takeで一つの場をつくる
小野:最後に、これからのお互いの展望や可能性について、もう少し具体的に話しませんか。
僕たちが考えていることはとてもシンプルで、物理的な空間を「場」に変えていきます。その装置づくり自体が、サービスを作ることそのものだと考えています。“健康と街”という視点で見ると、レンタルスペースよりも、僕たちの事業の一つである「HYPHEN TOKYO」というコーヒースタンドという機能を「場」にインストールしていくと良さそうです。それにプラスして、食に関する事業を行う「Mo:take」があります。
「HYPHEN TOKYO」と「Mo:take」の組み合わせで、“コト起こしのソリューション”を提供したいと思っています。これをベースに、stadiumsさんと共通の場を作ってみたいですね。
大石さん:僕らはトレーナーというコンテンツをベースに、いろいろな場やプロジェクトにに入り込んでタッチポイントをつくってきました。コーヒースタンドや食など、様々なコンテンツとコラボすることで、さらに完成度が上がると想像できます。
今、いろんな方からお声がけいただく機会が増えていますが、運動という側面だけだと心許ないケースもあるので、「HYPHEN TOKYO」や「Mo:take」さんとご一緒させていただけると、上手に取り組むきっかけが作りやすくなりそうだと思ってます。
運動をした後に、喋りながら飲んだり食べたりしている場面って、リアリティを持って想像できますよね。そこからコミュニティにも発展しやすいですよね。
日常の中で場を変え
コミュニティを変える仕掛け
小野:コーヒースタンドの付いたジムや、ジムの付いたコーヒースタンドを作りたいです。それが何店舗かできるなら、フランチャイズやチェーン店の論理ではなく、もっと自由度の高い形でやれたらなと考えています。例えば、渋谷でコーヒースタンドをやっている人たちが千葉でもやってみるとか、トレーナーさんが移動するのもいいですよね。ルールではなく、そこに関わる人たちの希望でつくっていけたらいいなと思っています。
ずっと同じ仕事を同じ場所でやり続けることは、安心ではあるけれど、同時に飽きてしまう側面もあると思うんですね。なので、時には場所を変えたり、コミュニティを変えることができるといいなと思っているんです。
いくつかの拠点があれば、「今日は千葉に行こうぜ」、「明日は渋谷に行こうぜ」みたいな、ちょっとした変化が起こせます。そういう自由な選択肢がある方が幸せだな、と考えています。
大石さん:コーヒースタンド付きジムはものすごく可能性がありそうですね。
小野:コーヒースタンド付きジムをやってみたい人がいたとき、僕たちがハーフメードのパッケージプランを提供できたら、残りの半分はその場に関わる人たちで自由に作り上げることができる、みたいなのもいいかもしれないですね。
大石さん:そうすると、コーヒースタンドでもバーでも、いろんな形でできそうです。トレーニングを終えると、プロテインバーがすぐそこにあるとか、とても良さそうですね。
藤井さん:面白い!これはやった方がいいですね。
限りなく広がるコラボのアイデア!
小野:ハーフメードのパッケージプランや選択可能なパーツさえ作っておけば、それらを組み合わせて自分たちのやりたい場をつくることが簡単になりますよね。コーヒースタンドやジムをゼロから企画して作るのは難しいけれど、レゴのように、ある程度出来上がったパーツが揃っていたら、やれそうだと思ってもらえるんじゃないかな。
藤井さん:しかも、フリーのトレーナーと、コーヒースタンドをやりたい人が組めば、それぞれ半分ずつ持って運営する、ということもできそうですよね。トレーナーもコーヒースタンドも同じだと思うのですが、独立してやってみたいけど負担が大きいと感じている人がたくさんいるので、そういう人たちの新しい働き方を考える上でも、とてもいいアイデアだと思います。
小野:トレーニングの指導ができるし、コーヒーも淹れることができる、というフレキシブルなキャリアを築くこともできそうです。
藤井さん:最近、トレーラーハウスを作っている会社と、トレーラーハウスの活用方法を探していたんですよね。この辺りとのコラボも良さそうです。トレーラーハウスを駐車場にポンと置けば、サウナでもカフェでも、自分でできるようになりますよね。
小野:小さいフェスがどこでも開催できる、みたいな感じですね。
藤井さん:トレーラーハウスを複数並べると、さながら商店街のようなものも出来そうですね。
小野:それはものすごく面白そうです。
大石さん、藤井さん:一緒にぜひやりましょう!
– Information –
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